猛虎は死なず 真弓明信

１９９１年発行の初版本を図書館から借りてきました

所々に真弓さん本人の写真が入って
男前の真弓さんならではって感じです

今年新装版が出たようですが
内容どれくらい違うのでしょうか
表紙も違うし
新装版は単行本のようですが・・・

第一章引退報道
記者の質問の予測の逆さまを口にする癖がある

なるほど記者の皆さん　新聞を読む方も
これからの報道はこの点を頭に入れて
ですね！！

調子いいですねと聞かれれば
よくないですよ

調子悪いのかと聞かれれば
良すぎて良すぎて

１９８５年の日本一についても
突然日本一になってしまったので
徐々に
３位から翌年２位
そして頂点へと行っていれば
それからのチーム低迷はなかったかもと
書いている

ユニフォームを着ている間にもう一度優勝
の夢は叶わず

近鉄コーチ時代にリーグ優勝はしているのかな？
ぜひ阪神で監督として日本一になってもらいたいものです

ライオンズから阪神へのトレードの真実
奥様と結婚する時のエピソード

真弓姓の由来

ジョーというあだ名の由来

これから監督としての真弓さんを
応援していくにあたり
興味のあることばかり書かれていました

二枚舌は極楽へ行く 蒼井上鷹

ミステリーが１２編

単純なミステリーだと思って読んでいくと
ラストにどんでん返しがある

そして一つ一つの別の話が
微妙に繋がっていたりする

できたら全部が繋がっていて
ラストの話になんだすべてはこれで終わるのか
となるのかと思ったら
そうではなかった
ちょっとがっかり

最後の「二枚舌は～～」の話の参考文献が
アガサクリスティの「オリエント急行殺人事件」
というのはなるほどと言う感じ！！

ぶらんこ乗り いしいしんじ

読んでいくのがつらい話でした

ブランコに乗っている時
喉に大きなヒョウが刺さり
おぞましい吐き気をもよおすような声に
変わってしまった少年の話

それからは筆記だけでの会話

ブランコが大好きだった少年・・・

動物の話が理解でき
どぶネズミからゾウのローリングの事を教えてもらう

ローリングとは～～

動物園のハトが
ゾウのえさのおこぼれ目当てにやってくる

ゾウはハトを長い鼻で一振りし
地面にたたきつける
気絶したハトを
ゾウは前足にのせ
ぐりぐり回す
すると黒くて丸いボールができる

それでゾウは蹴っ飛ばしたりして遊び始める

それをローリングと言うらしい

この話の中だけの作り話か
本当のことなのか？？

両親がいなくなり
少年もいなくなり

なんか淋しいつらい

元気で戻ってきて！！

出てくるのは
おばあちゃん
お父さん
お母さん
話を語る役のお姉さん
弟
そして犬

指の音という名前の犬
名前が出てくるのはこの犬だけ・・・

夜の侵入者 星新一

ＹＡセレクション
図書館のヤングアダルトコーナーで見つけました

字も大きいし読みやすいです

久々に読んだ星新一ワールド

ストーリーは相変わらずおもしろい！！

１６話

すべてラストに驚かされました

この世にありそうでありえない話

でももしかしたらあるのかもしれない…

あやし 宮部みゆき

おもしろかったです！！

９話ありましたが
全部すごくおもしろかった！！

宮部みゆきさんの時代小説は
どれを読んでもおもしろいです

その時の背景が目に見えるように
理解できます

他の人の時代小説を読んでみると
その違いがありありと・・・

「初ものがたり」や「かまいたち」など
おもしろかったなあ～～

当時のことをよく調べてあるなあと言った感じです

まほろ駅前 多田便利軒 みうらしをん

人間としての負の部分と言うか
裏の部分と言うか
そんなことが満載

年老いた母親を病院に入れて
家族は面会にも行かない

犬を便利屋に預けたまま夜逃げ

売春

麻薬

麻薬密売に小学生が係わったり・・・

子が親を殺害したり

赤ん坊取り違え

指が切断されるシーン
汚い駅裏

読んでいるうちに気が滅入ってくる

私の理解不足か
登場人物の位置関係が理解できないところが
何回かあったり

暗い暗い気持ちで読み終えました

ブランケット・キャッツ 重松清

レンタル猫の話が７編

子供ができない夫婦が
子供の代わりに猫を飼おうか迷っていて試しにレンタル

会社のお金を横領して逃げるのに
猫を同伴させるOL

いじめをしている子供

老人ホームに行ってしまうおばあちゃんのために
昔飼っていた猫とそっくりの猫をレンタルする家族

アパートの住民が
ペットを飼っているか調べるために猫をレンタルする大家さん

レンタル中に逃げ出して
家出した兄弟とともに旅をする猫

リストラに遭い、家を手放さなくてはならない家族が
思い出づくりのために猫をレンタル

どちらかというと私は犬好きだけど
猫　　飼ってみてもいいかも
試しにレンタル？
だめだ！！
我が家の愛犬は猫に過剰反応するので
一日中吠え続けるわ　きっと

こびと大百科 なばたとしたか

たしか正月の新聞の
絵本で笑うという欄に載っていたんです

こびと大百科

「トイレットペーパーが三角に折られている
　風もないのに葉が揺れた
　シャンプーしているときに視線を感じる

　これらはみんなこびとの仕業だって

　抱腹絶倒のこびと観察ガイド

　こどもたちに大人気」

こう書いてあったんですよ～～～

実際本を手にしてみたら　異色！！グロテスク！！

かわいくない

こどもたち　　気味悪く思うんじゃないんだろうか

ゲームの攻略本のようにも見える

こびとを見たことがあると言っている芸能人もいたっけ

この作者もそうなのだろうか

私もこびとに会ってみたいと密かに思っていたけど
こんな外観なら会いたくない　怖い！！

生きるコント 大宮エリー

この本に出会うまで
大宮エリーさんという人を知りませんでした
東大卒の映画監督　脚本家　放送作家

ああサラリーマンＮＥＯは観たことある
おもしろいよ

エッセイもおもしろかった
愉快な人！！

今から１０年くらい前の話のようだけど
結婚できたのかな？
お母さんはお元気なのでしょうか

最初に出てくるリオのカーニバル会場まで
ビキニで行った姿
想像しておかしくなります
読んでる間 ずっとその姿が頭の中をチラチラ

もう私の中では大宮エリーさんと言えばビキニですわ

美女と野球

だめだ　だめだ
品のないテーマが多すぎる

おばちゃんは途中でギブアップ！！
（決して私が品があるわけではないが）

もしかしたら最後の方はおもしろいかもと
一番最後の話をさらさらと読んでみたが
やはり途中で読む気をなくした

若い男性向けの本かも