日本中の特選品のみを扱う大店
特選堂の次男として育った裕次郎が
独立して弁当屋を開く話
山本一力さんの作品の
商人の生活はいつもおもしろい
札差が棄捐令により
武士の借金を帳消しにされたため
余分なお金を一切使わなくなった
今まで贅沢の限りをつくしていた札差たちが
実は江戸の町の経済
広くは日本の産業を
支えてきたことが
棄捐令発布後にみんなが気付く
士農工商と
おだてられた武士だが
その生活は悲惨なものだったらしい
いつもながら
お茶や菓子の表現は
たまらない
客としてお茶を何回かに分けて飲むシーン
どんな大きな湯飲みなんだ?
客だからすし屋のような
大きな湯飲みじゃあるまいし
カッカとなっている人には
熱いお茶を出すと
冷めるまで時間がかかるから
気持ちの昂ぶりを抑えられるって
なるほどね
裕次郎の弁当屋 梅屋のおにぎり
梅干が入り
塩がきいて・・・
塩分が気になる・・・
多くの弁当を作ることになり
仕出し屋に手伝ってもらうのだが
手間賃はどうなるのだろう
本の題
おたふく??
おたふくの話は最後のほうに少しだけじゃないか
梅関連の題のほうがいい
梅一番とか