トライアングルの部屋

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花のさくら通り

2012-12-10 09:57:46 | 本 2012年
著者 荻原浩

お寺の跡取り息子
教会の牧師の娘
経営が苦しく都心から郊外に引っ越してきた広告代理店

シャッター通りになりつつある
活気のない商店街

そんなことから物語は始まる

分厚い本と
なかなか進展しない話にうんざり…

していたはずなのに
気が付いたらドンドン引き込まれていた

ユニバーサル広告社で働く杉山
バツイチ
一人娘は元妻の方へ
時々届くハガキを楽しみにしている

その広告社が間借りすることになったビルの
オーナーである和菓子屋
岡森本舗の跡取り息子 守
妻に先立たれ子供もいない
前職は一流企業の会社員

その二人を中心に
この商店街をいかに活気づかせるか

お寺と教会のラブロマンスも気になるところ

商店街の会合での
一挙手一投足が細かく書かれているので
分厚くなっているのだと思う

買い物難民は
高齢化社会の大きなテーマであるし

我が地元の商店街もシャッター通り

自分自身も個人商店ではほとんど買い物しなくなった
理由の一つは殿様商売だから

スーパーまで行くのが面倒で
たまに近くの酒屋へ行くと偉そうな態度!!

コンビニやファーストフードで働く
アルバイト店員のマニュアル通りの挨拶の方が
よっぽど心地よい

この本も最初はそうだった

客のこない原因の一つがそういう小さなことだと
気づくことから始まるのだ

商店街の地図の挿絵でもあったらなあ

各章のタイトルに脈絡はあるのか?
お菓子で統一してるかと思ったら
最終章で違ってるし・・・

ドラマになったら
守は堤真一さん
(「再会」を観たばかりだから)
寡黙な感じが合うと思うのだが・・・

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