あなたと出会った横浜は 夏だというのに雨だった
長袖の人が行き交う丘の上の公園 風景にまぎれた恋人たち
流れていく 流されていく 涙を洗い流すように
歩いていく 疲れることなく歩く 振り向きたくないから
少し歩いて 港へ出た 通り過ぎたホテルで
いつか あなたと 窓際の席で お茶を飲んだ
さよなら 泣きたくて 横浜ベイブルース
傘を叩く雨音が 別れを告げてる
さよなら 悲しくて 横浜ベイブルース
もう誰も愛さないからって 最後の恋を告げた
あなたしかいないなんて 幻滅もできない
若いころ少し吸ったタバコを 気晴らしに吸って
雨を見上げたら さみしさに 泣けてきた
これからの季節は 冷たくなるから
あなただけは きっと 思い出にしないと 遠い背中を見送った