ずっと可愛い女性(ひと)だと思ってた
きっと素敵な女性(ひと)だと確信してた
遠くから見ているだけだったころ
ようやく声をかけて知り合いになった
あなたは多分 ユートピアの住民
架空のような光と夢の世界の女性(ひと)
現実からしか学べない僕の世界観が変わるとき
通されたあなたの部屋は
小物も少なく 生活の匂い
知らずにいたあなたの世界
それは孤独な時間を愛する静けさだった
僕を邪魔する静寂の部屋
これからもしかしてふたりの交際がはじまるとしたら
あなたが流したはじめて聞く曲
音楽を愛してたこともはじめて知った
無口でいることしかできない僕は
あなたの部屋の邪魔者でしかない
通されたあなたの部屋は
どこか美的な 生活の匂い
知らずにいたあなたの生活力
それは自立した女性の静けさだった
僕を邪魔する平穏な部屋