やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

それははじめての恋のように

2024-10-20 16:59:02 | ポエム
秋の真夏日 汗を感じて
日陰に逃げ込んで 僕等は街を歩く

はじめて打ち解けて話した時から
僕等の恋は徐々に深まって手を繋いでる

身を硬くするキミをふっと抱きしめた

敏感な僕は
無口になっていくキミと無言で歩いて
敏感な季節は
夕刻過ぎの秋の夜風に
キミの肩をそっと抱いた
それははじめての恋のように

先の季節の冬の兆しは
涼しい秋風がキミの髪からの香りを乗せて

こうして打ち明けた思い出話を
僕等は自分の歴史に互いを刻んでいくの

無言でうつむくキミにふっと口づけた

敏感な僕は
こんな日がいつまでも続けばいいと
敏感な季節は
星降る予感の夜風に
キミの手を取って歩いた
それははじめての恋のように

微熱に浮かされたような恋は
キミという運命を連れて
人生の遥か先まで共にいられたなら
互いを感じて自分の情を偽れない

それははじめての恋のように…


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