秋の真夏日 汗を感じて
日陰に逃げ込んで 僕等は街を歩く
はじめて打ち解けて話した時から
僕等の恋は徐々に深まって手を繋いでる
身を硬くするキミをふっと抱きしめた
敏感な僕は
無口になっていくキミと無言で歩いて
敏感な季節は
夕刻過ぎの秋の夜風に
キミの肩をそっと抱いた
それははじめての恋のように
先の季節の冬の兆しは
涼しい秋風がキミの髪からの香りを乗せて
こうして打ち明けた思い出話を
僕等は自分の歴史に互いを刻んでいくの
無言でうつむくキミにふっと口づけた
敏感な僕は
こんな日がいつまでも続けばいいと
敏感な季節は
星降る予感の夜風に
キミの手を取って歩いた
それははじめての恋のように
微熱に浮かされたような恋は
キミという運命を連れて
人生の遥か先まで共にいられたなら
互いを感じて自分の情を偽れない
それははじめての恋のように…