秋の夜長につくため息は
遠い記憶に置き忘れた思い出に
さようなら
町に明かりが1つずつ
家の数だけ輝きだす
見上げる夜空に星たちが
はじめて会うのに
どこかなつかしい
普通の日々のふたりに
埋もれた夢に慣れていく毎日
あなたと出会えたから
あなたと歩いて行きたい
ひとりで見てた海
今夜はあなたとふたり見つめてる
口づけて
海岸を通る車のライトはダイヤモンド
肌寒い両腕をそっと抱いてくれる
はじめて手を繋ぐ
あなたって不思議ね
わたしのことがわかるの
シャボンの泡のように
浮かんでは消えていく
未来の夢がハジける
あなたと歩いて行きたい
あなたって微笑むだけで
なにも言わないの
あなたを知って変わっていく
瞳の中をのぞき合う
はじめて会うのに
どこかなつかしい
あたたかなこころを知ってる
泣き出しそうなわたしを見つめている
わたしをすきだと言うの
あなたと歩いて行きたい