空を覆う雲の群れ 真夜中過ぎの空
春先の暗い夜道は まだ誰もいなくて
ひとりきり歩いて行く あなたと別れて
わたしは少し元気になった 愛に疲れていた
年上の友だちに 昨日電話した
いくつもの悲しみを 乗り越えて行く
24時間の街
真冬の夜露も消えて 朝になれば人も多く 挨拶を交わして
人は言う 考え過ぎだと でもそれは多分その人のこと
24時間の街
真夏の予感も過ぎて 朝になれば スプリングコートを着て
あのころのあの人は 通りすがりの人
今日はもう なにもかもを忘れて生きてる
街だけが覚えている 誰がここにいたかを
わたしもいつか この街を 出て行くけど
なにも考えてない分 覚えている この街の片隅で
24時間の街
喉を潤し シャワーを浴びる 猫が額を舐める
もう誰も愛さない あなたとも逢わない
2度と戻らない時間を見つめてる
2度と戻らない時間を見つめてる…