やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

女神の香り

2019-12-21 02:20:14 | ポエム
土曜の朝は遅くて 真夜中に目が覚める
眠れないときは samourai womanを首筋につけて

失くした物より 新しいなにかを 信じていたい
悲しみが なにもかもを洗って 眠らせる前に

ひとりきりの星空に乾杯 窓から夜空を見上げて
前進する力を信じて 朝になったら 綺麗にキメる

こんな風にしてる女が どれだけいるでしょう
さみしい女なんかじゃないわ すきでひとりでいるのよ
こんな風にしてる女が ここにもいるでしょう
恋がすべてじゃないと 男友だちと会って 街角で振り向かれる
冬の寒い夜には 女神の香り

やりきれない夜は 似合わない煙草を吸ってみる
長い髪を持て余して いつまでこんな日が続くのか
もう 若いって言えないから

恋がすべてじゃないと 男友だちと会って 街角で振り返られる
冬の凍る夜には 女神の香り
 

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2019-12-19 04:52:17 | ポエム
12月もクリスマスを前に あなたと待ち合わせ いつもの場所で
はじめて会ったときより よくしゃべるようになった あなた

あなたと隣り合ってるだけで 街が春を告げる 口づけもいらない
この冬を あなたと超えたら きっと あなただけ なにもいらない

愛しています 一言でも言ったら 壊れそう
友情でいいの これが 最後の出会いなら

春を待っている ただ あなたと 隣り合って歩く
まだ 遅すぎはしないと 足早に 街を通り過ぎる
春を待っている ただ あなたと なにかがはじまる
まだ 遅すぎはしないと 手も触れずに 街を通り過ぎる

愛しています 言わずにいるまま 離れそう
友情でいいの これが 最初の別れなら

春を待っている ただ あなたと なにかがはじまる
まだ 遅すぎはしないと 手も触れずに 街を通り過ぎる

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木枯らしに吹かれて

2019-12-18 05:22:47 | ポエム
明るいあなたのふと見せる翳りは
誰かへ向けられたやさしさの後ろ側

あなたが気にかけるのは きっと少女のような女性(ひと)ね
ひとりでは生きて行けない そんな可愛らしい女性(ひと)ね

わたしから身を引くわ 楽しさをありがとう
あなたから離れるわ 明るい笑顔をありがとう

ひとり旅がはじまるわ わたしだけの冒険
あなたと別れた拍子に 泣き出した夜空
ひとり旅が呼んでるわ あなたからの冒険
最後に見送ってくれた あなたに背を向けて
木枯らしに吹かれて

最後になにも言うこともない 別れに背を向けて
木枯らしに吹かれて


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薔薇園

2019-12-17 01:14:32 | ポエム
僕等が別れて ひとりきりの日々になった
退屈な日曜日 薔薇の苗をいくつか買った

毎朝早く起きて 薔薇を育てはじめた
キミがいたころから飼っている猫が 足元でじゃれる

キミは多分幸せになって 僕はきっと自由を手に入れた
それなのに 虚しいのは 薔薇のトゲが指に刺さって 赤く滲ませる

薔薇園
キミなしの幸せなんてなかったのに
12月の日曜の朝の日差しは キミと笑い合っていたころを映す
薔薇園
キミなしの毎日なんて 考えもしなかったのに
12月の日曜の朝の冷え込みは キミと語り合っていたころを想う
一輪咲いた薔薇に 口づけて

あのころ 描いていた未来と キミは離れて行った
あのころ 抱いていた夢と キミは逸れて行った

今でも 互い 愛してること わかっているけど
あの日以来 連絡もないままの 週末

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December

2019-12-15 05:13:22 | ポエム
知り合ってから どれくらい経つだろう
ずっと思っていた 僕のなにを気に入ったのか

さりげなさを装って 「僕のどこがすきなの?」
僕の秘密の部屋で キミの耳元でささやいた 

「求めていたのは やさしさと包容力
でも 人格と品性が決め手かな」

December
微笑んで答えるキミに 僕は髪を撫でてあげた
僕ができる 精一杯の やさしさ
December
微笑んで振り返るキミに 僕は手を振ってあげた
僕ができる 精一杯の 最後のやさしさ

次に逢える日のために 僕は頑張り続ける
そして今日も 北風に煽られて
情を偽って 仕事のために


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