やあよのブログ

コツコツと詩を書いています。楽しく読んでいただければうれしいです。

はじめてのラブソング

2024-10-21 16:32:24 | ポエム
秋の日の月曜は憂鬱だけど
次の週末はキミと逢う予定だね

昔のはじめての恋とは違って
少しはつきあい方を考えてる

こんな僕に合う女性(ひと)は
キミのような傷つかない女性(ひと)

ずっとひとりでいたから
自由が身について
キミの軽やかな足取りがすき
きっとキミもひとりでいたから
つかず離れずの関係が心地いい
そんな僕の
はじめてのラブソング

秋の朝のコーヒーの香り深く
気楽な関係を恋とは呼ばずにいる

ネットで引いたカードの結果は
男のくせに「愛と美」と出て笑った

僕のわがままを許してくれる
大人可愛いキミがすきさ

ずっと自由でいたから
ひとりが身について
キミの軽やかな足取りが素敵
きっとキミも自由でいたから
たとえいつか離れ離れになっても
そんな僕の
はじめてのラブソング

キミならこの次の運命が待っている
僕ならひとりで生きて行けるから
記憶が定着した想い出になって
キミのこと忘れることはない

たとえ昨日が最後だったとしても
こんな僕の
はじめてのラブソング…


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それははじめての恋のように

2024-10-20 16:59:02 | ポエム
秋の真夏日 汗を感じて
日陰に逃げ込んで 僕等は街を歩く

はじめて打ち解けて話した時から
僕等の恋は徐々に深まって手を繋いでる

身を硬くするキミをふっと抱きしめた

敏感な僕は
無口になっていくキミと無言で歩いて
敏感な季節は
夕刻過ぎの秋の夜風に
キミの肩をそっと抱いた
それははじめての恋のように

先の季節の冬の兆しは
涼しい秋風がキミの髪からの香りを乗せて

こうして打ち明けた思い出話を
僕等は自分の歴史に互いを刻んでいくの

無言でうつむくキミにふっと口づけた

敏感な僕は
こんな日がいつまでも続けばいいと
敏感な季節は
星降る予感の夜風に
キミの手を取って歩いた
それははじめての恋のように

微熱に浮かされたような恋は
キミという運命を連れて
人生の遥か先まで共にいられたなら
互いを感じて自分の情を偽れない

それははじめての恋のように…


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天使のルージュ

2024-10-14 15:15:40 | ポエム
あざやかな秋のときめき
白いドレスを身につけ

あなたに逢うために
鏡の前でメイク

涙のかわりにルージュを重ねて
やさしさを届けたい

悩み事を隠してること
笑顔越しにわかるから
素直な気持ちだけで
わかり合いたい
いま 感じてることがすべて
きっと これからのふたり
天使のルージュ

ホントのあなたは
あなたが見つけるはず
ホントのわたしは
わたしだけが知ってるはず
変わっていくことを信じて

悩み事を隠してること
横顔見ててわかるから
素直な気持ちだけで
分かち合いたい
いま 感じてることがすべて
きっと これからのふたり
天使のルージュ


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天然色の予感

2024-10-13 08:16:56 | ポエム
楽しかった夏の気配も消えていく
あのころのまま変わらない間柄

気のせいか自由になっていた
つかず離れずの関係に慣れて

男の独り身 コーヒー淹れて
秋の夜明け前 窓を開けて眠る町を見た

もしも運命があるなら
多分キミとの間の奇跡
なにもない日々を
つまらない日々を
キミが色をつけてくれた
天然色の予感

人生に熱意が必要なら
僕はいつの間にか冷めていた
年を取ることに慣れていくのに
僕にはキミが必要

もしも運命があるなら
多分キミとの間の絆
なにもない毎日を
つまらない毎日を
キミが色をつけてくれた
天然色の予感


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Rord

2024-10-10 17:34:15 | ポエム
今夜も誰のものでもない
いい風が吹く星空の下
思い通りにしたくない
震える夜

秋風が凍る季節を呼ぶ
いい夜が輝く星空の下
成功が怖いほど
怯える夜

遠い未来が見えなくて
彷徨う今夜こそ

誰もいない
真夜中過ぎにひとりきり道を行く
あの子とはぐれたときから
なにも欲しくない
誘惑を避けて行く道
きっとこれが若いってことなんだろう

確実なものを踏み台にして
駆けていく今夜こそ

誰も来ない
真夜中過ぎにひとりきり道を曲がる
あの子とはぐれたときから
なにも欲しくない
誘惑を避けて走る道
きっとこれが若いってことなんだろう


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