晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

佐渡島紀行2 金北山縦走路をゆく②

2014年06月22日 | 
登山道に入って、まずはアオネバ十字路。







出発してから約1時間、まずはマトネに(937.5m)到着。
それにしても…佐渡の地名は不思議ですね。どういう語源なんでしょうか?




稜線に入るとウラジロヨウラクが盛りでした。




稜線近くのブナは、なんか太平洋岸っぽいというか、
海の近さというか風の強さを意識させる樹形。



これは浜辺のハマナスとノイバラの交雑種というコハマナスなのかな?

マトネから15分で、石花分岐。






稜線に青っぽい部分が見える。これは「アオネバ」の語源の青い粘土のようです。



ヤマオダマキ。




ハンショウヅル?




ズダヤクシュが盛りでしたね。小さくて好きな花です。




佐渡の稜線は、鞍部になると樹林が消えて、お花畑状になるようです。
北からの卓越風が強くなるせいでしょうか?
この日も強い風が吹いていました。







ハクサンシャクナゲ。

それにしても誰もいない。
まったく人に会わない縦走って最高に気持ちいい!


イモリ平には携帯トイレ用のブースが設置されていました。




樹林の下にコケイランが咲いていました。





きれい。



ヒゲの長いのが来てました。



オオイワカガミ?




稜線には矮性化したスギが生えていて、疑似亜高山帯を構成しているような感じ…。

鏡池ではモリアオガエルの繁殖がピークを迎えていました。





こんなにモリアオの卵を見たのははじめてです。



シラネアオイが残っていました。



これはワニグチソウかな?

最後のひと登りで金北山(1172m)。ようやくここでほかの登山者に会いました。
朝一でドンデン山荘を出発したグループかな?




さぁ、あとは自衛隊の管理する林道(事前に電話で許可を取る必要あり)をひたすら下山です。




防衛省のレーダーなぞを見て、白雲台に降りました。



白雲台の交流センターでタクシーを呼んでもらい、ホットコーヒーを飲んでから下山。

よく歩きました。

歩行時間=4時間半ぐらい。

佐渡島紀行1 金北山縦走路をゆく①

2014年06月22日 | 
佐渡に行ってきました。

佐渡と言えば、小学5年生の夏に、友人の親戚宅に1週間ぐらいいて、
ずっと釣りをしていた記憶があります。

約35年のときを経て、2回目の佐渡島です。

今回はいろいろあって車で行きました。
夜中に高速を飛ばして、朝一番のフェリーで佐渡に渡りました。

両津港の駐車場に車を止めて、登山専用バス「ドンデンライナー」でドンデン山荘まで入りました。
梅雨に入って、花の季節も終わったので、乗客はなんとわたしひとり。。。




展望が良くて、きれいなドンデン山荘。泊まりたいな。



佐渡は大きいなあ。

しばらく車道を歩いて登山口に向かいます。



タニウツギの紅色がきれいでした。

登山口にはバイオトイレが設置されていました。




雪が多いんでしょうね。ルートを示す赤布が遙か頭上にあってびっくりしました。



地面から5mぐらいかな。

エゾハルゼミの声が心地よく、水気の多いルートを快適に歩きます。

と、目の前に動物が!

ギッ!!とひと声鳴いて、森の中へ。

うーん、黄色くて小さめ。テンか。
昼間の登山道ではじめてテンを見た! しかも、鳴くんだ!!

佐渡のテンはサドノウサギ駆除のために1960年前後に放縦されたもの。
そもそも、佐渡にはツキノワグマもカモシカもいません。
というか、ほとんど中・大型の哺乳類が生息していません。

テンもタヌキも国内移入で、キツネもアナグマもサルもいません。
不思議な島ですよね。



登山道上にあったテンの糞。

(つづく)