晴耕雨読とか

本読んだり、いきものを見たり。でも、ほんとうは、ずっと仕事してます。

風の日曜日

2013年04月07日 | 生き物
春の嵐が抜け、青空が広がったもののごうごうと風が吹く日曜日。
午前中にいつもの雑木林に行きました。

整備された園地を抜け、崖を降りて工事中の浄水場の横を抜けます。
山の上の尾根状のところなので、すごい風で木がザワザワ大揺れです。

こういうときは足音を気取られず、
目で発見したもん勝ちで野生動物を発見できます。

ゆっくり歩いて行くと、ササを払った斜面の下に
子ダヌキがいるのに気づきました。





ああ、疥癬クン……。

こちらには気づいていないようで、日向ぼっこをしたり、体を掻いたりしていました。
5分ぐらい観察をしたら、ササの中にとことこと入っていきました。

この場所は以前にも通過するときにザザッて動物が逃げていったところです。
タヌキがいつもいる場所なのかもしれない。

 *

雑木林は春爛漫。





ワニグチソウがつぼみを垂れていました。
この場所は、もう少しするとワニグチソウで林床全体が覆われます。



なんかのシダを顔を出しています。

もう林床が足の踏み場がないぐらい、ミヤマナルコユリやワニグチソウ、ウラシマソウ、フッキソウ、
あとはタチツボスミレにムラサキケマンなどがいっぱいです。

いやー、すごい。まさに春植物の宝庫だな。


帰り道、子ダヌキがいたところを静かに観察すると、またいた!



あれ? ぽそぽそはしているけど疥癬で禿げてはいないな…。
奧のササ藪に、ハダカデバネズミのでかいようなのがごろんとしているな。
あっちが疥癬クンで、こっちは大丈夫やつなのかな?



とことことササ藪に入ると、今度は疥癬クンが出てきた。
日向ぼっこは代わる代わるなの??

ツグミを見て、最後にタマノカンアオイの花を見つけてお散歩終了です。












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