前回まで、お金計算書、利益計算書、貸借対照表の3つの決算書類を簡単に説明してきました。
今回は、これら3つの決算書類の関係について、簡単に説明します。
まずは、貸借対照表の資産の金額、負債の金額、純資産の金額の説明です。
貸借対照表の資産の金額、負債の金額、純資産の金額は、ある特定の期間の末日の金額を表示しています。
この金額は、翌期間の最初の金額となります。
そして、これらの金額は、翌期間の活動によって、増加・減少していきます。
次のお金計算書についてです。
お金計算書では、ある特定の期間の収入の金額と支出の金額を集計し、それらの差額として、お金の金額を計算します。
このお金の金額は、その特定の期間の末日の貸借対照表に引き継がれます。
つまり、その特定の期間の末日のお金の金額は、翌期間の最初の金額となり、翌期間の活動によって、増加・減少していきます。
収入の金額と支出の金額は、貸借対照表には引き継がれず、翌期間の最初の金額は、0(ゼロ)となります。
0(ゼロ)からスタートして、翌期間の収入の金額と支出の金額が集計されることになります。
最後に、利益計算書です。
これは、お金計算書と同様です。
利益計算書では、ある特定の期間の収益の金額と費用の金額を集計し、それらの差額として、利益の金額を計算します。
この利益の金額は、その特定の期間の末日の貸借対照表に引き継がれます。
つまり、その特定の期間の末日の利益の金額は、翌期間の最初の金額となり、翌期間の活動によって、増加・減少していきます。
収益の金額と費用の金額は、貸借対照表には引き継がれず、翌期間の最初の金額は、0(ゼロ)となります。
0(ゼロ)からスタートして、翌期間の収益の金額と費用の金額が集計されることになります。
これらを簡単に図示すると、次のような感じです。
お金と利益は、貸借対照表を通して、つながっているといえます。
お金の金額と利益の金額は、貸借対照表に、蓄積、累積されていくのです。
大体、こんなイメージです。
細かいところは、いろいろありますが、大まかな感じで理解してください。
お金の計算と利益の計算の違いは、いずれ説明するつもりです。(多分)
玄関の前に咲いていました。
毎年、咲いてくれます。
小さいけれど、真っ白で、なぜか心を魅かれます。
ありがとね。
会計に関連した私の考えについて、書こうと思います。
で きるだけ分かり易く書きたいのですが、難しくなるときもあるかもしれません。
会計は分からないけど興味がある方、会計を勉強したいと思っている方、会計に携わっている方、何かのご縁で私のブログを読んでいただいた皆様のお役に立てれば幸いです。
皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
61歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。