「介護をしていると自分の楽しみの時間がなくなる」ということを聞くことがあります。
介護の度合い等によって差はあると思いますが、そういうことはあると思います。
私の場合、母の介護(訓練)、家事等で、自分のための時間が少なくなります。
テレビで、ドラマを見たり、スポーツを見たりするのが楽しみの人もいると思います。
また、友人や知人とおしゃべりするのが楽しみの人もいると思います。
私には、ゆっくりとそのようなことを楽しむ時間はありません。
しかし、それを苦しいと思うことはありません。
なぜなら、私は、テレビドラマやスポーツを見ることや友人・知人とおしゃべりすることを、それほど楽しいと思わないからです。
ただ、ときどき、ドラマや映画を見たいと思うことはありますが、割り切って、諦めることにしています。
私の楽しみよりも、母の介護(訓練)・家事等が優先です。
自分の楽しみを制限しても、介護を優先するという気持ちがなければ、自宅で介護をするということは難しいのではないかと思います。
私の考えは古いのかもしれませんが、特別な人生観、使命感のようなものが必要ではないかと思うのです。
しかし、限界はあります。
「できる限り自宅で」とは思っていますが、限界が来れば、「介護施設等で」ということは頭にあります。
ちなみに、私にも楽しみはあります。
母を訓練して回復することが楽しみです。
かなり、難しいですが・・・。
食事、入浴、歩行、訓練などの工夫をするのも楽しみにしています。
ネットで情報検索をして、検討して、やってみるのです。
また、自分のことでは、知識が増えることが楽しみです。
ゆっくりと本を読む時間は取れませんが、家事をしながら、YouTube等で情報を入手することはできます。
なんらかの楽しみがないと辛いことは続かないと思います。
できれば、介護等と並行で実行できる楽しみを見付けられれば、「ベター」です。
介護の環境は、人それぞれです。
私が介護を経験したからといって、他の介護をされている方の気持ちがよく分かるということはないと思います。
分かることもあれば、分からないこともあります。
それでも、なんらかの参考になってくれる方がいてくれれば幸いという思いでブログを書いています。
昨年の種をまいたところ、ピンクの百日草ばかりが咲きました。
母が「色があまり良くない」と悪口を言ったところ、オレンジの花が咲いてくれました。
でも、ピンクもきれいです。
介護をしている方、介護について迷われている方、将来、介護の不安のある方等など、何かの参考になれば幸いです。
たいへんな時代に、介護をするのも大変です。
皆様に、神さま仏さまのご加護がありますように。
61歳のオッサン公認会計士でした。
では、また。