テレビを点けたら内田裕也のロックンロール葬が映っていて、元気な頃の彼が「朝日の当る家」を歌ってる画像がバックに流れていた。 死ぬ前に聞きたい曲は何かと問えば彼の答えはロックだと決まっるけど 俺の場合は何かと考えてみた。
一時カラオケで十八番だった浪曲子守唄を思い浮かべたけど始まりが逃げた女房と出て来るので死ぬ前には縁起が悪い、村田英夫とかのど根性物も好きだけど死ぬ前に根性はいらないと思う、出来れば安らかのをと思うに美空ひばりの「川の流れのように」だったら安らかにいけそうだ。
水彩画教室で描く
洋楽ではベートーベンの第九が荘厳で毎年大晦日にやってるけど 死ぬ前に聞くには音がデカ過ぎる。 ショパンの「別れの曲」は寂しそうでホンワカしてた情景を思い浮かべるし曲名もいいので死ぬ前にはうってつけだ、それに子供の頃の学校が終わると聞かされたドボルザークの「家路」も良いじゃないか。
死ぬ前に食べたい食べ物はと訊かれるけど死にそうな局面では食べる事が出来ないかもしれない。 耳の方は大丈夫だと思ったけど 寄る年波で耳が遠くなって聞こえが悪くなってるかも知れない。 どうなるか解らないので余り考えないで放っておく事にした。