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銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

苦言、もしくは叱責

2009年11月02日 | のほほん同志Aの日常
先日、あるお取引先の営業マンの方から、苦言を呈されました。
もっとはっきり、「叱責」と言ってもいいかもしれません。

理由は、こちらに思い上がりがあったからです。

飛行機、バス、ホテル、旅館、料亭、劇場…。
旅を企画するにあたっては、各パーツの仕入れ(手配)が必要です。
その際に窓口になるのが、それぞれのお取引先の営業マン。

創業まもない「銀のステッキ旅行」ですが、
以前から旅行業に携わってきましたので、
個人的にはもう長いおつきあいの方も、ずいぶんいらっしゃいます。

――その甘えが出てしまいました。

初取引で、いきなりピーク時のお席を依頼。
営業マンとしては、黙っていても売れる席です。
むしろ殺到する予約依頼を整理し、断るのが仕事になるほどの、ドピーク時のお席。

新参者の会社ということを考えれば、あっさり断られても仕方がないところを、
ひとまず「預かり」にして、「なんとかします」と仰ってくださいました。
そのことにまずは大感謝、のはずなのに…。

さらに私が、こちらの希望ばかりを並べ立ててしまったのです。

ある日、苦言のお電話をいただきました。

「――銀のステッキ旅行さんとしては、今回初めてのおつきあいでしょう」
周囲を気にされてか、いつものトーンとはまったく違う押し殺した声に、
怒りを抑えておられるのが分かりました。

実はこの方、開業のご挨拶状をお取引先にお送りした際に、
真っ先にお電話をくださった方です。

「また一緒にお仕事ができて嬉しいです。
 ちゃんと以前と同じレートで出させてもらいますんで、頑張ってください!」

事務的な対応の業者さんもあったなかでのその言葉は、
一人前の旅行会社として認められたようで、とても嬉しかったのを憶えています。

その方からの苦言、…いえ、叱責。
その日はさすがに、1日ズドーンと落ちこみました。

でもそんななか、お取引先という関係を超えて、
言いにくいこともしっかり言ってくださったことを、ありがたい、とも感じていました。
(それこそ甘えかもしれませんが…)


そして今日。
「預かり(=回答待ち)」になっていたリクエストが、
こちらの希望通りに予約を受けてくださる旨、お電話をいただきました。

新参者の私たちのために、ピーク時に抑えてくださったお席です。
絶対に穴を開けるわけにはいきません。

「私も、また一緒にお仕事ができて嬉しいです」
そう晴れやかな声で報告できるよう、初取引は完売でお応えしたいと思います。

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銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
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