銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ハウステンボスに行きたい!

2014年05月10日 | 見かけだおしNのつぶやき
銀のステッキを立ち上げる際に
参考にした言葉があります


「もしかしたら行けないかもしれない、
でも先の予約しておくと、それまで「期待」で元気でいられるの」

予約したその日から、出発日までが
「旅」の始まりになると・・・・

そう教えて下さった方に久しぶりに会いに行きました

ベッドで横になったまま、私の顔を見て
「あなた、もう見捨てられたかと思ったわよ」
何を何を・・・

「私、こんなことになるとは・・・悔しくって」
涙声になりながら、
「でも、私息子にいわれたの、
『おふくろ、人の2倍も旅して、何が悔しいんや』って」
泣きながら、笑い声に変わりました

多分、誰もが驚くほど海外に、国内に旅されてきました

とにかく見聞欲旺盛な方です

昨年の夏、介護を必要とする変化がありました
一年間、辛いリハビリを続けられました

そして今、
「こんな私も旅に行けますか?ご迷惑を・・うんぬん、云々」
そう仰ったのです

私、はっきり言いました
「お金で解決しましょう!気を遣わず楽ですよ」

その方笑って
「あなたらしいわね、私、やっぱり外に出たい」
そう仰ったのです

銀ステでは『ラヒホ企画』なる介護を要する方へ
近場への旅をご提案しています

でも、この方はベッドに横たわって
動く方の右手で私の手をほんのり握り返し、
こう仰ったのです

「長崎ハウステンボスに行きたいわ」と

え~!いきなり遠方!
少しハードル高いかも(銀ステのキャリア的にです)

そして話が弾み

「高齢者だからってネズミ色とか、
養生みたいな名称はいやですよね」

「わかる~私絶対、お宅のラヒホかなんか知らんけど
参加する時は、派手な服にサングラスつけていくわよ!」

嬉しい~

そうで、なくっちゃ!!

私の勝手なイメージは・・・やはり父にあって

煙草も酒もバクチもござれ、老人会が一番嫌い
完全な不良じじいでした

でも私は、煙草も酒も取り上げました
ある日父がモノ言わずになったことをいいことに
それを正義としました

今はわかるのです、なんて実は、
あの頃も分かっていたのですよね

人は最後まで、己なのです
介護が必要なだけで、人格はそのままなのです

わかっていて無視したのです、父の人格を

病院で煙草をふかして看護師さんにどやされる父を
思い出しながら、

「行きましょう!長崎ハウステンボスへ」

その方、笑って
「私、生きることにする、また夢ができたから」と

この方はご存知ないのです
銀ステの最初の一歩も、そして次へのステップも、

背中を押してくれる大きな言葉を投げかけてくださったことを・・・

■5月の貸切バス旅行、ご家族旅行
 まだご手配、間に会います!!
 行楽シーズン到来!
 ぜひ、ご旅行のご相談お待ちしております
****************************************
貸切バス・オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行
TEL 0797-91-2260(平日8:30~17:00)
■公式ホームページ:http://www.gin-st.com
■銀ステ旅先案内人:http://ameblo.jp/arailuka
****************************************








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする