銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

アラスカの地図

2014年09月17日 | のほほん同志Aの日常
アラスカ添乗から帰国して、はや5日目の今日。

朝刊を開いて、一面にでかでかと載っていた写真に
「わ、デナリ?」
と思わず声が出ました。



デナリとはアラスカに聳える北米最高峰マッキンリー山(6,194m)のこと。
つい先週まで、このマッキンリーを望むデナリ国立公園を訪ねていたのです。

そこでの風景はこちら。
新聞の写真は北海道の最高峰、大雪山旭岳(2,291m)だったわけですが、似ていますよね!


<デナリ国立公園にてデナリ(マッキンリー山)を望む>

ガイドさんの説明によると、デナリ国立公園の面積はマサチューセッツ州と同じぐらい。
でも一番の違いは、そこに通る道路がこの未舗装の一本道だけだということ!

マサチューセッツ州といわれてもピンときませんが、
なんと四国をひとまわり大きくしたぐらいの面積。

その広大な国立公園内に宿泊施設はわずか4軒しかありません。
なかでもこの一本道の最奥部カンティシュナに位置し、デナリ北壁(ノースフェース)を望むのが、
私が愛してやまない姉妹ロッジ、「キャンプ・デナリ」と「ノースフェースロッジ」です。



自身4度目となるアラスカへの旅。
そして今回は、ノースフェースロッジでの滞在でした。

訪ねるごとに名前の刻印入りで用意してくれるナフキン挟みも3つに!(ひとつめのは紛失…)。


それにしても、北海道の旭岳がデナリに見えるほどに、
帰ってきてからもアラスカのことばかり考えています。
紅いじゅうたんのようだった紅葉も、もう雪におおわれた頃でしょうか…。



その昔、沢木耕太郎さんのエッセーで読んだ
「地図を燃やす」というフレーズが浮かんできました。

 20代のころは、なんでもできるような気がする。
 けれども年齢を重ねるうちに、自分の可能性が地図のようにはっきり見えてくる。
 その「地図」をどのように燃やせばいいのだろう――と。

初めてアラスカを訪ねてから10年。
若いとはもういえない年になって(ようやく認めた)
私にもはっきりと1枚の地図が見えてきました。

でもその地図は、自身をリセットするための「燃やすべきもの」としてではなく、
時間を経てなお手もとに残った、旅の道しるべのような気がしています。




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