銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

超男前とモダン建築

2017年12月05日 | 見かけだおしNのつぶやき

銀ステの原点ともいっていい、ツアーです。

本日は、船場のモンスター建築「綿業倶楽部」の見学会。

 

私が、モダン建築という言葉を知ったのは、もう10数年以上も前のこと。

滋賀県近江八幡に行く、まぁまぁ平凡なツアー。

昼食時間に、少し間がありそうで、時間調整にどこか立ち寄れる場所……と、

いいガイドブックに出会いました!

 

あの頃、ネットで検索は、まだまだ未熟でした。

なので、そのころの主流であった紙媒体のガイブックを頼りに、

特集記事として、知る人ぞ知る的に案内されていた場所、

それがヴォーリズ建築の住宅街でした。

当時、もちろんヴォーリズなんて知りません。

(誰?当時の無知なる私の話ですが)

もっというなら、水郷めぐりとか、近江牛とか、

ザ・観光地に来て、よう分からん人の建てた家見て、

誰が喜ぶの?と懐疑的な私。

 

でも、その日のハイライト、昼食場所の時間にあわせるべく、

仕方なーく、案内したハイカラ住宅街。

にわか知識の、稚拙な添乗員のとほほな案内なのに!

お客様の反応に驚きました。

「こんなとこ、知らんかったわー」

「一番良かったー」

 

あの日からです。

モダン建築が、観光資源になると確信したのは。

 

これまで、旧甲子園ホテル、神戸女学院、

六甲界隈のヴォーリズ建築、もちろん東京のお屋敷めぐりまで、

最近では、加西の多木浜洋館と、

多くのモダン建築をご紹介してきました。

今や、観光資源として、すっかり確立された分野となっています。

 

きっかけは、ヴォーリズでしたが、

私の、この分野の原点は、紛れもなく船場「綿業倶楽部」です。

 

最近は、朝ドラの影響(朝が来た)で、大手旅行社も押し寄せる観光地。

見学者も、年間スゴイ数に上るのだとか。

でも、担当者の方は、あの頃のままで、、、

予約の取れない、人気の施設になっても、

「ああ、〇〇さん、当時から、ありがとうございます」と、

ちょっぴり、昔のよしみで^_^都合をつけてくださいます。

 

そんな余白も好き。

 

私が、明治、大正、昭和と、残されたモダン建築にひかれる理由。

関わった多くの人に男前が多いってことです。

もう、すみません。

毎度どうでもいいのですが、私が思う男前は、シンプルです。

「超ええかっこしい」

 

あの時代だから、誕生したのかもしれませんね。

気骨とか気概とか。

自身の稼ぎを、後世のために投げ出す、その心意気。

 

最近、結構好きかなと思っていた、メディアをにぎわす有識者。

稼いだお金は、すっかり自身のために使い切ると言い放つ姿。

多分、経済活性化のため、お金は残してもあきませんよ、の、

警鐘だったのでしょうが、ちょっぴり興ざめしました。

でも、これも時代ですね。

 

かつて東洋のマンチェスターと呼ばれた船場。

大阪城の再建に投じられたお金よりも高額の、

個人の寄付で、破格の金額で建てられ「日本綿業倶楽部」。

後世に残したい、伝えたい、その思いがいっぱい詰まった、

奇想の建築博物館です。

 

今回もたくさんの方にご参加いただいたのですが、

お客様のお顔ぶれを見て、思いました。

 

皆さま、若き頃を思い出しておられるのですね。

目まぐるしくも、変化に富んだ、あの時代の、

そこに立つご自身を?

または、その当時の超男前を。

 

裏返せば、とびっきりのアホ。

ええ格好しいの男前に私も会ってみたかったなぁ、

モダン建築を見学すると、いつも思うことです。

誰よりも商才あって、でも最後は金勘定でない、

損得は、結局イコールっていう、

なんでしょう、

あれ、これってマザーテレサのギブアンドテイクに近いかも。

 

人のため。

これは、訳すと

自分以外のため。

 

私は、もはや男にはなれませんが、

商売をする限り、私が好きだと思える男前でありたいなと。

今年もラストスパート、

頑張れそうです。

私のバイブルです。

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