銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

尾瀬、金色の野に降り立つ

2021年10月10日 | Hの生きる喜び、それは

秋、黄金色の穂が風にゆれる草もみじの尾瀬に降り立つと、
どうしても、「風の谷のナウシカ」のあのシーンが思い浮かぶのです

その者青き衣(ころも)をまといて金色(こんじき)の野に降りたつべし―

ナウシカが王蟲の血を浴びて真っ青に染まった衣を着て、
王蟲の触手が無数に伸びる金色の野に降り立つ、あの風景

春の水芭蕉
夏のニッコウキスゲ
秋の草もみじ

と、どの季節にも人をひきよせる魅力にあふれている尾瀬ですが

私は秋の尾瀬が一番好き

きっと、それは、ナウシカのあの風景と重なるからなのかもしれない、と
今年初めて気が付きました

当初、9月末に出発予定でしたが、
台風直撃予報により、1週間延期して出発

草もみじがもう終わっているかと心配しましたが、この通り

周囲の木々も色づき始めて、まさに秋真っ盛りといった感じ

これだけの風景の中、まだまだ人が少ない尾瀬を貸切状態で歩きました

当社の尾瀬は、湿原の山小屋1泊、前泊・後泊をつけて、3泊4日で計画しています

「山小屋で泊まると荷物が重くなるからかえってしんどいのでは?」

とよく言われますが、逆です

日帰りで尾瀬に入って、その日の内に出る方が、
帰りの時間ばかりを気にして、ゆっくり散策できず、慌ただしいので初心者向きではありません

鳩待峠から入るので、行きは下りですが、帰りが登りなので、しんどいのです

その日、山小屋で泊まるという安心感が、
ゆっくり、歩けるということにつながり、「安全」につながるのです

もちろん、翌日も、たっぷり時間をかけて歩けるので気持ちにもゆとりができます

尾瀬の山小屋は、とっても快適
いつも赤田代の「温泉小屋」さんにお世話になりますが
とても清潔で、お部屋の個室もOK(今回は1名1室もとってくださいました)

温泉も気持ちよく、お食事もたっぷりで美味しい
カフェテラスもあって、ここは山小屋か?と思えるほど

贅沢すぎるくらいの尾瀬歩きです

今回のご参加の皆さまは、装備もバッチリで、この日に向けてトレーニングもつんでいただいていたので問題なかったのですが、気が付いたことを記しておきます

①荷物のパッキング

少しでも荷物を軽くしようと、「お天気だからカッパはいらないかな」、
「防寒具も減らしておこう」と、「水は少なめにしよう」と
荷物を減らされる傾向にあるように思いました

カッパ(雨具)や防寒具、水分は絶対抜いてはいけません

この時期、昼間は暑くても、雨が降ったり、朝晩は急激に温度が下がります

もしも、の時の荷物は不要(使わない)になることがほとんど
無駄のように思いますが、使わなくて良かった、と思えるようにしてください

②靴底のチェック

実は、私も出発前に靴底をチェックする習慣がついていないので(反省)
今回勉強になりましたが、6名中、2名様の靴底がパカッと剥がれました

幸い、歩き始める直前に気付いたので、テーピングで補強したり、
予備の靴に履き替えたり、ということができましたが、
歩き始めてからでは、遅かったかもしれません

しばらく歩いていない方、久しぶりにトレッキングシューズを履くという方
靴底がはがれやすくなっている可能性がありますので、
出発前に必ずチェックしてください、と自分自身に言い聞かせました

銀のステッキの、のんびり尾瀬
来年も計画しますので、是非、ご参加ください

・・・と言いながら、私自身が一番楽しみにしています

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■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
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