銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

岩手山と岩木山

2024年06月15日 | のほほん同志Aの日常

「いわて山、・・・じゃなくて、いわき山、・・どっちでしたっけ?」

「岩手山は、名前のまんま、岩手の山。ここは青森だから、あれは岩木山!」

と、こんな具合に、よく間違えては、青森生まれのお客様に叱られていました。

でも、今回ようやく覚えました!
というのも、二週連続で青森と岩手に行ったから。

これで覚えなければ、どうかしてます。

まずは、岩手山。



盛岡の北、滝沢村(現在は滝沢市)のお祭り、チャグチャグ馬コを訪ねました。




滝沢蒼前神社を出発した68頭もの馬コの行列が、盛岡の町まで
約14キロの道のりを歩きます。





人と馬がひとつ屋根の下で暮らしていた「南部曲家」など、
馬が暮らしの身近にいた南部藩。

農作業で頑張っている馬たちの、一年一度の晴れ舞台として始まったお祭りです。

今では農作業もすっかり機械化され、
このお祭りのためだけに飼っている農家さんが多いのだとか。





会場では、母馬に寄り添うように歩く仔馬の姿も見られました。


つづいて、翌週は、秋田県から青森県へと跨る白神山地へ。

あっち(岩手)が岩手山ですから、こっち(青森)で見えているのは、岩木山。



今回は、壮麗な岩木山神社のすぐ近くにある百沢温泉に泊まりました。
夕方の散歩より。



日本海に沈む夕日。
明日もお天気になりそうです。





朝の光で、青く輝く「青池」








ギンリョウソウや、

去年のブナの実。
クマの大好物だそう。



ちなみに、今回のご参加人数はちょうど10名。
添乗員とガイドさんを加えると、総勢12名。

「この辺では、12人で山に入るのは、よぐねんだ」

11人でもいい。
13人でもいい。

でも、12人で入ると、山の神様にさらわれる、そんな言い伝えがあるそうで、、

それならば、と、急遽、ドライバーさんも一緒に歩いてくれることになりました!

そのドライバーさんが教えてくれた、山菜のミズ。

山のお弁当のなかにも入っていましたね。

帰り道には、岩木山も、少しずつ姿を見せてくれました。



最後の青森空港からも。


2週連続での北東北の時間を終えてみて、
思い出す風景のなかに、岩手山と岩木山があります。


 ふるさとの山に向ひて言ふことなし
 ふるさとの山はありがたきかな  
                     石川啄木

盛岡には、啄木が新婚時代を暮らした家が残っており、
その一室に、この歌の掛け軸が掛かっています。

岩手山と岩木山。
そんな故郷をもつ岩手と青森の人が、少しうらやましくなりました。


 

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