「ちょっといいですか?」
お弁当タイムに、あるスタッフが、いつになく真剣な表情で切り出しました。
「きのう、珍しく、子供の夏休みの宿題を見てやっていたら、
うちの子、ローマ字がぜんぜんわからないみたいで」
「どうしたもんでしょう。
あと何年かしたら、英語も始まるし…」と思案顔。
お子さんは、小学3年生。
ローマ字の授業が始まって、つまずいているようです。
「たしかに、ローマ字と英語が一緒になったら、ややこしいもんなぁ」と実感がこもったのは、
ちょうど熱海の「ホテル ニュー アカオ」帰りだったから。
ホテル ニュー アカオといえば、昭和レトロの雰囲気を色濃く残す、人気のホテルです。
ホテル ニュー アカオ(上空より)
英語で書くなら、Hotel New Akao ?
たしかに、英語とローマ字、混在です。
でも、もともとの名前は、こうだったようで・・。
(もぐら風呂というのは何なんでしょう。気になります。)
さて、ローマ字といえば、ヘボン式。
ヘボンとは、幕末に来日したアメリカ人の宣教師、だそうで、
伝道の傍ら、最初の和英・英和辞典を完成させました。
そのときに用いたのが、ヘボン式ローマ字と呼ばれるローマ字の綴り方です。
ヘボンさん、横浜に居を構え、30年あまり、日本に暮らしていたそうなので、
熱海にも足を伸ばしたかもしれませんね。
何をしに?
温泉がてら、海水浴に。
でも、当時、熱海で海水浴を楽しむ人は少なかったはず。
欧米発である海水浴の習慣が日本人に広まっていくのは、明治以降のことで、
当初はレジャーではなく、塩水に浸かる医療行為と捉えられていました。
熱海といえば、新婚旅行や海水浴、という発想は、割と新しいのかもしれません。
いや、もちろん古いですが、、。
さてもうひとつ、熱海といえば、花火です。
今回は、ホテル内の観覧席から楽々見学。
熱海の夜景を背景にしたテラス席。
一方、こちらは空調も効いて快適な屋内席。
私たちは、こちらで見学しました。
花火に無くてはならない「音」はマイクで拾って、
スピーカーで室内に流してくれるという「親切」(過保護!)ぶりです。
日本のお家芸のように思われている花火も、
もともとは、中国の狼煙が起源。
それがヨーロッパに伝わって、観賞用の花火に発展したというのが一説です。
昭和レトロなホテルと世代を同じくする私が、
生まれた頃から当たり前にあったモノや文化や習慣も、
もとをたどれば、海を渡って伝わってきたものばかり。
そして今や、人も大勢、海を越えてやってきます。
この夜、観覧席では、外国のことばも飛び交っていました。
・・どうやら、中国からのお客さん?
行程表、あるいはホテルの予約画面か何か、見せてもらえばよかったな。
ホテル ニュー アカオ、どう表記されているのか、ちょっと気になります。
やっぱり、Hotel New Akao? (ローマ字、必要ですね。しっかり覚えましょう)
あるいは、赤尾大飯店 とか。 (元祖・漢字の国ですから)
でも、ホテルの売店で、売れに売れていたのは、このTシャツでした。
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