今年は彼岸花をあまり見ないなぁ、、と思いませんか。
家の近所でも、10月に入り、ようやく田んぼの脇にぽつぽつと
赤い花が見えるようになりましたが、去年咲いていたところに咲いていない。
そんななかでしたが、ヒガンバナを求めて訪ねた奈良県宇陀の仏隆寺では、
見事な群生が待ってくれていました。
ちなみに、こちらの仏隆寺、
鹿に食べられるなどして、いっときは彼岸花がほぼ全滅したようですが、
地元の方々が5年がかりで約8万株ものヒガンバナを植えられたのだそうです。
小雨降るなかでしたが、私たちのほかにもカメラマンと思しき男性が。
参道へとつづく道、人のいないところを撮りたいでしょうに、
「すみません、さっさと行きますんで。いや、さっさとは行けませんが・・」
とペコペコしながら、お参りしてきました。
最近、よく見る図鑑によると、
【ヒガンバナ】
・・・昔から死人花(しびとばな)、疫病花(やくびょうばな)などと呼ばれ、
忌み嫌われましたが、近年は花の美しさが見直され、群生地は観光名所に。
ちょっとひどい言われよう?と、念のため、広辞苑も引いてみましたが、
やはり、「シビトバナの別名も」とありました。
時代が変わると、受け止められ方もずいぶん変わるようです。
変わるといえば、こちら、午後から訪ねた「龍王ケ淵」。
小さな「池」ですが、今や、人気スポットに。
この感じ、何かに似てるなぁ、、と思い出したのが、
先日訪ねた新潟県の清津峡トンネル。
どうやらポイントは、
上下逆さで、水に映ること。
つまりは逆さ富士、あるいは、逆さマッターホルン。
ということは、最近のインスタ映えスポットも、
新しいように見えて、案外、古典的なのかもしれません。
とりあえず、この秋も、10日ほど遅れのヒガンバナが見られたことに安堵して、
雨の宇陀路をあとにしました。
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