銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

引き続き、酷暑の勝沼より

2023年09月17日 | 見かけだおしNのつぶやき

勝沼ワイナリー巡りの旅は、確かお客様の依頼で、

ぶどう畑にある施設に宿泊して、

とことん、飲み歩く?そんな企画だったはず。

銀のステッキでも、何度かご案内してリピーターの方もあるほど。

今回添乗員として初めて訪ねて思ったことは、

「ひーーーっ、釜の中で蒸し焼き状態ですか?暑すぎでしょう」

ここは釜ならぬ、盆地。

山に囲まれた、典型的な盆地がここ勝沼。

朝晩の寒暖差と、さんさん陽光が差し込む地の利。

よって果物栽培が盛んで、ぶどうの産地になっているのですが、、、

いやはや、残暑が厳しすぎますよ。

それでも、立ち寄った農園では甘い甘いぶどうを、パクパク。

贅沢なシャインマスカットもここでは、日用?

産地直売という言葉に押されて、食べまくったものの、

案外請求額は、知った金額で、なんやねん!

まぁ、美味しかったから許す。

 

ところで、昼飲みは疲れますね。

それでなくても暑さに参っているなか、アルコール注入は、疲労を促す?

さらに飲めない方には気の毒なワイナリー巡りです。

ビール一辺倒の添乗員は、

リピートされる方があるという、この旅の良さがわからないままでした。

が、丘の上に建つホテルから勝沼を一望した時に、理解しました。

「ああ、この景色はここだけなんや」

日本は本当に多くの表情がある国だと、改めて思ったのです。

住宅の隙間を埋めるように緑の絨毯。

一見、田んぼのようですが、それが全て葡萄棚なんですから!

驚きます。

 

翌朝の景色はまた不思議な光景が広がっていました。

各地で野焼きが行われているようで、

工場地帯のように白い煙がモクモクと。

盆地ゆえに煙がこもるのか、昨日見た葡萄棚の街並みが全て、

オブラートに包まれるように霞んで見えました。

その景色を眺めての早朝コーヒータイム。

これだけでもこの旅の価値はあるのかもしれませんね。

でも、、、

旅のタイトルが勝沼ワイナリーであったとしても、

お膝元まで行くのですから、やっぱり富士山が見える見えないで、

旅の印象は大きく動くんですよね。

 

仕方ありません。

何度使ったことことか、テッパンフレーズの発令。

 

「残念でしたが、またおいでよ、それまで元気でいてよ、

という富士山からのメッセージですね」

 

お客様は、お疲れのようで、ぐっすりお休み中でした。

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