勝沼ワイナリー巡りの旅は、確かお客様の依頼で、
ぶどう畑にある施設に宿泊して、
とことん、飲み歩く?そんな企画だったはず。
銀のステッキでも、何度かご案内してリピーターの方もあるほど。
今回添乗員として初めて訪ねて思ったことは、
「ひーーーっ、釜の中で蒸し焼き状態ですか?暑すぎでしょう」
ここは釜ならぬ、盆地。
山に囲まれた、典型的な盆地がここ勝沼。
朝晩の寒暖差と、さんさん陽光が差し込む地の利。
よって果物栽培が盛んで、ぶどうの産地になっているのですが、、、
いやはや、残暑が厳しすぎますよ。
それでも、立ち寄った農園では甘い甘いぶどうを、パクパク。
贅沢なシャインマスカットもここでは、日用?
産地直売という言葉に押されて、食べまくったものの、
案外請求額は、知った金額で、なんやねん!
まぁ、美味しかったから許す。
ところで、昼飲みは疲れますね。
それでなくても暑さに参っているなか、アルコール注入は、疲労を促す?
さらに飲めない方には気の毒なワイナリー巡りです。
ビール一辺倒の添乗員は、
リピートされる方があるという、この旅の良さがわからないままでした。
が、丘の上に建つホテルから勝沼を一望した時に、理解しました。
「ああ、この景色はここだけなんや」
日本は本当に多くの表情がある国だと、改めて思ったのです。
住宅の隙間を埋めるように緑の絨毯。
一見、田んぼのようですが、それが全て葡萄棚なんですから!
驚きます。
翌朝の景色はまた不思議な光景が広がっていました。
各地で野焼きが行われているようで、
工場地帯のように白い煙がモクモクと。
盆地ゆえに煙がこもるのか、昨日見た葡萄棚の街並みが全て、
オブラートに包まれるように霞んで見えました。
その景色を眺めての早朝コーヒータイム。
これだけでもこの旅の価値はあるのかもしれませんね。
でも、、、
旅のタイトルが勝沼ワイナリーであったとしても、
お膝元まで行くのですから、やっぱり富士山が見える見えないで、
旅の印象は大きく動くんですよね。
仕方ありません。
何度使ったことことか、テッパンフレーズの発令。
「残念でしたが、またおいでよ、それまで元気でいてよ、
という富士山からのメッセージですね」
お客様は、お疲れのようで、ぐっすりお休み中でした。
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