「20代なのがうれしい」
出発の朝、伊丹空港でお客様がぽつり、仰いました。
「ほんと、そうですよねぇ!」と、私。
朝、出がけ前に見てきた札幌の最高気温は、28℃。
関西では長らく目にしていない「20代」の最高気温です。
さらには海へ出たので、涼しさ満点!
小樽の、「青の洞窟」。
船長さん曰く、水が青く輝くためには、いくつか条件があるそうで、
1,水がきれいで澄んでいること
2,水深が深いこと
3,海の底が白い岩盤であること
とくに、このあたりでは、3が特徴的で、
その秘密は、ウニが生息していること。
ウニが黒っぽい岩盤の表面を削りとることで、白くなるんだとか。
ということで、その日のお昼は、積丹岬の生うに丼でした!
これが、お目当てで参加したという方も。
さて、北海道での3日間を終えて。
涼しかった!
海きれいだった!
ウニ美味しかった!
…で終わってもいいのですが、世界を見れば、問題山積。
「現場に行かなければ、できない思考というものがある」
折にふれ、思い出すことばのとおり、「思考」というほどのものでないにせよ、
その場所に足を運ぶことで、見えてくるもの、感じられるものということはあります。確実に。
今回なら、たとえば2日め、積丹岬から洞爺湖に向けて走る道中の町や村。
◆ニセコ・・・外国資本がどっと押し寄せ、町は水道の敷設で財政圧迫、、だいじょうぶか?
とか、
◆神恵内村(かもえないむら)・・・「核のゴミ」と呼ばれる最終処分場の文献調査に立候補したことで村を二分
とか。車窓から見る村には、原子力の名前を冠した大きな建物も、続々と工事中でした。
そして、なにより、2泊目宿泊の
◆ザ・ウィンザーホテル洞爺
2008年、ここで洞爺湖サミットが行われたときは、G7にロシアを加えてのG8での開催でした。
ここで、首脳がそろって記念撮影。
それぞれが立っていた場所には、名前も刻まれていました。
洞爺湖でサミットが開催された2008年といえば、銀のステッキ旅行が生まれる1年前。
このとき、8人の首脳たちの間で、どんなやりとりが交わされたのでしょう。
そしてそのとき、他の政治家や、あなたや、それから私は、、、何をしてたんだっけ?
さて、涼しい北海道から、酷暑の関西に帰ってきて2日目の今朝は、8月6日。
広島での平和祈念式典。
私には、広島県知事の湯崎英彦さんのあいさつが、胸に刺さりました。
「地球温暖化は200年、パンデミックは2年超かけて、
人類の持続可能性に疑義を突き付けました。
核兵器は、誰かがボタンを押せば人類の持続可能性は30分かもしれません。」
そう、猛暑を生んだ温暖化は200年かけて。コロナは2年あまりをかけて。
そして、核兵器という「今そこにある危機」にも、ここに至るまでにどれほどの分岐点があったのか。
県知事のあいさつには、こんな指摘も含まれていました。
「力には力で対抗するしかない、という現実主義者は、なぜか核兵器について、肝心なところは、
指導者は合理的な判断のもと『使わないだろう』というフィクションたる抑止論に依拠しています。
本当は、核兵器が存在する限り、人類を滅亡させる力を使ってしまう指導者が
出てきかねないという現実を直視すべきです。」
危機は、突然に生まれたのではなく、
たとえば、G8が洞爺湖に集った2008年の夏にしたこと、しなかったこと、なしえなかったことが、
今に深くつながっています。
この夏の一人ひとりのふるまいや選択が、5年後、10年後の未来をつくるのとまったく同様に。
地球温暖化に限ってみても、2008年の夏といえば、関西でも今よりもっと過ごしやすかったはず。
少なくとも、連日の36度、37度ではなかったよなぁ…と思いながら、
後ろ髪をひかれつつ、気温20度の洞爺湖をあとにしました。
あぁ、20代の夏がなつかしい・・。
夏のおススメコースは、、、
■日程:8/23(火)*日程を変更しました。
(8/9日(火)から8/23(火)へ、ブルーベリーの生育状況に応じて日延しました!)
■行先:京都南山城村「童仙房」のブルーベリー🫐
■出発:阪急宝塚8:00 川西8:30 大阪9:15
■参加費:15800円
事前にご予約の上、ぜひ、ご参加ください。
*京都割キャンペーンに該当しています!
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銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260(平日9:00~17:00)
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ:http://www.gin-t.com
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