銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

奥京都国宝(重文)十箇寺めぐりと、あやべ初えびす

2025年01月09日 | Hの生きる喜び、それは

私にとっては、2025年の旅始めが「奥京都国宝(重文)十箇寺巡り」

と言っても、ご存じの方はほとんどおられないかもしれません

というのも、奥京都の霊場会が発足したのは昨年のこと

福知山「観音寺」のご住職が、地方のお寺にも素晴らしい寺宝が多くあり、
是非多くの方に拝観いただきたいとの思いで、各寺院に声かけをして始められたのでした

今日は、その観音寺の小藪実英ご住職より、まず最初のお話をいただきました

「京都市内は、あふれんばかりの観光客ですが、
同じ京都でも福知山や綾部というと、関西以外の多くの方や、特に外国の方にとっては
「???どこ??」となってしまい、こんなに近いのに残念ですよね、

京都は京都市だけじゃない

人混みも少ない清涼な空気の中、
国宝や重文に指定される素晴らしい寺院建築や寺宝があることを知ってもらい、
心穏やかにお参りしていただきたい、これが私たちの願いです

・・・というのは表向きでね(笑)

実は地方寺院はどこも貧乏寺なんですよ

墓離れ、檀家さんも少なくなり、
それにも関わらずお堂や彫刻の修理や修復に莫大な費用がかかり、
ほとんどが自己負担、

とてもやっていけない

私は今73歳なんですが、最後に何か残したい、と思い立ったんです


だから、ひとりでも「奥京都」というきっかけで参拝していただける方増えたらとても嬉しいんです

と、穏やかな口調でお話してくださいました

地方寺院とは思えない立派な本堂、格天井、仏像、広々とした境内、

創建当時は隆盛をきわめたのでしょう、その名残がそこかしこに感じられ

今は訪れる人も少なくなるなか、静かに時を刻んでいる、そんな雰囲気を感じました。

家でのんびり過ごすも、寒い中がんばって出かけてお参りするのも同じ一日

曇りや雨の日に空を見上げて残念に思うのも
あの雲の後ろには青空と太陽が隠れていると思うのも、

同じ景色を見て、どう感じるかはその人次第

じゃあ、せっかくなら、「今日はいい一日だった」と思える方が、きっといい

最後に、ご住職が大切にしている言葉を教えていただきました

 

「私が無駄に過ごした今日は、 昨日亡くなった人が痛切に生きたいと願った今日である」

 

今日という一日を大切に生きよう、

当たり前のことを、かみしめました

さて、最後は綾部の恵比寿神社の宵えびすに立ち寄り、

福娘にもたくさんの福を分けてもらって

福引をしたら、4等が当たって”招福大黒”をいただき

「今日はとっても佳い一日でした」

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