1月がもうすぐ終る。日一日と暖かくなっていく、冬のピークは過ぎてしまったようだ。ここ数日、良い天気が続いていて日中は着ているものを一枚脱ぎたくなる。インドの2月はとても過ごし易い、だがそれは短い。3月になると日中は30度を超え始める、そして4月から本格的な熱い夏に突入する。8月のモンスーンには気温が30度台に下がるが雨による湿気は耐え難い。熱いインドの夏に入る前、ここを出てカトマンズへ行きたいのだが無理だろう。どう考えてもそんなに早く出られる可能性は見つからない。裁判所はまだ私物と小切手の件をやっている、去年の12月からだ。そんな裁判所で本格的な審理が始まっても簡単には終りそうにない。今までは月に2回以上、出頭していたが収監後3ヶ月を過ぎると審理に入るが出頭は月、1回になると聞いた。ジャマイカ人は3年が経ってもまだ審理が続いている。カマルは5年が過ぎたが高裁での審理は続いている、そして判決も出ていない。こうした古い事犯の審理が遅れ、遅延した審理待ちが溜まり続けている。その結果、刑務所は収監者で溢れた。スタッフでもやっていないと神経がいかれてしまう。
1月31日(火曜日)
今日も1日が終ってしまった。そして今日も吸っていた。エマから買った粉は良かった。これは以前ショッカンが中に入れた粉でそれをエマはミックスして流している。ショッカンの粉が強かったのだろう、まだパワーが残っている。日毎、吸うペースが早くなっている。今日も何もしなかったし何もなかった。何もない方が良い。
ナンシーが面会に来てくれた。差し入れのフルーツ類と弁護士からの手紙だった。弁護士は今回の弁護費用のアドバンスとして3万ルピーを要求してきた。ふざけた野郎だ。まだ裁判が始まったばかりで3度くらい裁判所に来て私物と小切手をやっているだけだ。1万ルピーでも多過ぎる。前回、裁判所で受取った15枚くらいの書類を持ち帰りフィリップスにチェックしてもらったがすべて私物返還の確認書類で裁判審理に関わる書類は1枚もなかった。弁護士の要求金額を払っていたらとんでもない事になる。ぼくが大使館宛に手紙を書かない限り支払いは一切行われない、それで良い。お金が欲しければ結果を出してもらいたい。