1月27日(金曜日)
またチャッキをしてしまった。今日は裁判所出頭日だった。戻って来たのは4時を過ぎ、少しシックになっていたので直ぐスタッフを入れようとぼくの荷物の中を探しているとランジャンとカマルがやってきた。7房に緊急のチェックが入り1人は5gのスタッフをトイレに流した。非常に危ない事態だったのでトミーのスタッフもトイレに流したと説明した。7房にチェックが入るのは予想していた。8房にもチェックが入りぼくが隠していたスタッフが発見されたら非常に不味い。そんな事態だったのならぼくのスタッフをトイレに流されても仕方がないだろうと納得した。ぼくはシックになっていたのでフィリップスの3房に行き1パケを吸った。そこでさっきランジャンから聞いた話を奴にするとかんかんになって怒った。
「クレージー、5gのスタッフをトイレに流す馬鹿がどこにいる、あぁ、奴らがお前のスタッフを吸ったに決まっている、そんな事も分からないのか、おぅ~、クレージー、あぁ~」両手を激しく上下に振り激怒した
「俺は今からここへチャッキするぞ」
「おぅ、すぐ荷物を持って来い」
ぼくはチャッキする前、7房に寄って話を聞いた。5gのスタッフをトイレに流した奴は誰もいなかった。ヒーターを没収されたがスタッフのチェックはなかった。ランジャン、カマル、ムスタハン、奴らは心底、根性が腐ってやがる。もう誰も信用しない。
3房はキシトー、フィリップス、モロッコ人のオマールそれにぼくの4名になった。リーダーのトビキがやって来て
「お前は何回チャッキすれば気が済むんだ、おぅ、次はどこだ」
と嫌味を言いやがった。しょうがないだろう裁判所に行ってる間にスタッフを盗む奴らと一緒にはやっていけねぇ
「お前は甘いよ」
言葉には出さなかったがトビキの顔はそう語っていた。もう次に替わる房はないだろう、少々の事は我慢してリリースされるまでここにいるしかない。出頭日、チャッキ、そんなこんなで今日は疲れた。