ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅・逃亡・・・・・11

2017-06-25 | 5章 ジャンキーの旅  逃亡

「スンダル、美味しいチャイが飲みたい」
そう言ってぼくはこの雰囲気を押しやった。 彼は近くのチャイ屋にチャイを頼んでぼく達は2階へ上がった。店に入ると彼は
「ここはトミーの店だよ」
と言う。壁際のショーケースにはシルバーを使ったリングやアクセサリーが並べてあった。棚にはウールのセーターやショールが整理して入れられている。ぼくと彼がやろうと思っていた店のイメージと合って納得はしたが、ぼくの店だと言う彼の言葉にちょっと引っ掛かるものを感じた。
 チャイを飲みながらスンダルはぼくの不在中の出来事を話し始めた。彼がぼくの逮捕を知ったのは外国語学校のぼくの友人Fさんからの知らせだった。Fさんはぼくの逮捕記事が載った新聞を持って来てスンダルに知らせてくれた。彼はホテルへ行きぼくが考えていたように鍵屋に頼んで鍵を開けぼくの荷物を保管してくれていた。その点では助かっている。インド警察が調べにきたと彼は言ったが、どうも信用が出来ない。ぼくもそれを1度は考えたが個人使用目的で120gのスメック所持程度でインド警察がカトマンズまで捜査にくるとは考えられない。スメック20㎏所持だとしたら話しは別だが。彼はぼくに面会する為にデリーへ飛行機で行ったらしい、面会は出来なかったと言う。その旅費やその他で彼が保管しているぼくの荷物の中にあったお金を少し使ったと言った。つまり彼はぼくのお金を使ったという事の正当性をぼくに言いたかったのだろう。これだけの商品を仕入れる資金を彼は持っていなかったはずだ。どこから出たのか、その点についてぼくは何も言わなかった。当面ぼくが解決しなければならない問題が最優先する。ぼく1人だけでは限られた日数で計画の目的は達成できない。カトマンズを良く知り人脈を持っているスンダルの手助けはどうしても必要だ。


キタサンブラック馬群に消える 「敗因は分からない」 武騎手
知っているのはキタサンブラックだけだ

梅雨前線北上 九州北部も梅雨らしい雨が降っている 釣りは秋までお休みだ
今シーズンの釣果はスズキ2(73㎝) チヌ3(45㎝) 穴子(73㎝)1 まあ々の釣りだった
竿 リール その他 塩抜きをして定位置に納めた 
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