ガンジス・河の流れ

インド・ネパール。心の旅・追想

ジャンキーの旅・逃亡・・・・・15

2017-07-18 | 5章 ジャンキーの旅  逃亡

 3階のベランダから下を見ているとスンダルがバイクでやって来た。吐く息が白い、寒そうだ。持っていくものはパスポートのコピーと写真だ。部屋から出てドアを閉めていると階段を上がってくるスンダルと会った。朝の挨拶、おはようは日本語だ。彼はかなり難しい日本語の会話を理解することが出来る。2人の会話はすべて日本語だ。彼が乗ってきたバイクはホテルの前に置いていく。周りの店のネパール人達は顔見知りで悪戯される心配はない。旧王宮へ歩いていくとフリーク・ストリートの建物が切れたところからニューロードまでの間の左側が広場になっている。巾15mぐらい長さは旧王宮に平行して約50mはある、バサンタプールと呼ばれる広場だ。決められた場所に露天商が店を開き商いをしている。その中で商売しているネパール人のケダルとクマルはぼくの友人だ。ぼく達がバサンタプールに差し掛かると2匹の犬が駆けてきてぼくにじゃれついた。中型犬で白に黒のぶちがある雌のチビと大型犬で真っ白い雄のキングだ。ぼくがカトマンズに戻ってくるといつも元気に迎えてくれる。チビはサンダルやシューズの紐をくわえては引っ張る。キングは前足を上げて抱きついてくる。遊んでやりたいが今日は忙しい、スンダルと警察署へ急いだ。
 旧王宮に沿って左へ進むと右側にインドラ・チョークからきた通りと出合う。その通りに入った左がカトマンズ警察署である。ゲートを入ると右側に建物があり外からスンダルが声を掛けると女性警察官が出てきた。話は既に通してあるようだ、2階へ案内された。

九州北部豪雨 被災された皆様にお見舞い申し上げます
お亡くなりになられました おひとり おひとり様のご冥福をお祈りします 合掌

週末 夏祭りのフィナーレですが 少し静かなような気がします
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