たすくの空中散歩

千葉県我孫子「石臼と麦」店主、相澤たすくの農作業や工作や
日々の一喜一憂を記録していきます。

振り返り日記~8/30、スタジオレダのヨガ教室&アサコさんワンマン

2010年10月20日 19時52分38秒 | 一喜一憂

実家でたっぷり睡眠をとり、お昼前には引っ越しの荷物が新居に届きました。

6畳の1Rにぎゅうぎゅうに収められていた荷物ですが、新居は2DKなのですっきりに感じます。

これで実は家賃は変わらないのです。しかも駐車場付き!
おそるべし田舎生活(^_^;)

さて、荷物の搬入が終わったら、早速吉祥寺に出発です!

あら?

何故だか引っ越しの次の日に吉祥寺に用事が二つもあるという…僕らしい展開。

吉祥寺にいる時にとてもお世話になった音楽スタジオ「Leda」。曼荼羅グループのスタジオで、僕のアパートのすぐ近くに、僕が引っ越した数ヵ月後にできたので大助かりでした。

そのスタジオレダで最近はじめたのが「ミュージシャンのためのヨガ教室」。
ライブ前のリラックス、日々の気持ちのコントロールなどなど、講師のKei先生が毎回プログラムを組んでくれます。

ちょうどヨガやりたいなーと思っていた時で、しかも参加費が1000円!と破格だったので初回からの全5回のうち4回参加させていただきました。

やってみてわかったのは、とにかく体が軽くなる!
なんていうか、余分なものが剥がれ落ちていく感じです。
他の参加者の皆さんも同じようにおっしゃっていました。

結局4回しか参加できなかったけれど、ずっと興味のあったヨガがどういうものなのかを良く知ることができました。

ヨガは本当に奥が深いので、ふつうにストレッチだけとしても使えるし、行こうと思えばどこまででも行けてしまいます。

ただ、簡単に言うならば、ヨガは体と心のニュートラル状態、本来の自分に気づかせてくれます。

どこに歪みがあるのか?どこに余計な力がかかっているのか?

全く余計な力のかかっていない状態、一番楽な状態を一度でも知ることで、ぶれた時に気づけるようになり、体と心のバランス感覚を養うことができるようになると思います。

ヒンドゥー叡智の結晶!ヨーガあっぱれ!!

さて、気持ちよく汗を流した後は、すぐ近くのスターパインズカフェで知人のアサコさんのワンマンライブを観に行きました。

スターパインズカフェといえば僕の一番好きなライブハウスのひとつ。柏に住んでいたころには「たま」のライブのために3日間通ったりもしました。

そんな憧れでもあるライブハウスがお客さんでいっぱいでした!アサコさんあっぱれ!!
ライブはバンドでの演奏や、クラウンのイシマツショーコさんとの演劇の舞台のようなパフォーマンスや、ダンサーである実のお兄さんとの競演や盛りだくさんでした。
それにしてもアサコさんは歌がうまい。とても気持ちよく歌うのを見ているとこちらも気持ちいい。

というわけで、改めてヴォイストレーニングの本を読むのに挑戦してちゃんと読み切ることができたのはこの日のライブのお陰だったのでした。

アサコさん素晴らしいステージをありがとうごいざいました!(って、一か月以上前…)

歌うたいアサコホームページhttp://anncawana.com

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振り返り日記~8/29、<吉祥寺→我孫子>自転車の旅

2010年10月17日 20時44分35秒 | 一喜一憂

さて、今回の引っ越しの目玉企画、楽しみにしていた野望が「我孫子まで自転車で帰る!」計画でした。
スキあらば自転車の旅をいつも狙っている僕がこの機会を逃すわけがありません。

引っ越しの荷物は業者さんに一日預かってもらって、自転車旅セットと、最後に残った身の回りのものを積み込んで、14時ごろに吉祥寺のアパートを出発しました。

ルートはとても簡単で、「五日市街道」→「青梅街道」→「靖国通り」→「国道6号線」を乗り継ぐだけです。

では旅路をざっくりと。

まずは、アパートのすぐ前の<五日市街道>をしばらく走ります。
環八を越え、高円寺、環七の手前で<青梅街道>に合流します。
<青梅街道>をしばらく走り、中野区を抜けて一休み。そのまま新宿のど真ん中を突っ切ります。
新宿ガード下、歌舞伎町の超人ごみを抜ける頃、青梅街道は、日本の心の道<靖国通り>へと繋がります。防衛庁を通り過ぎ、坂を登ったら市ヶ谷で一休み。
ここまでの道のりで約2時間。旅程の3分の1です。

水分補給もたっぷりして、気持ちも新たに出発です!
靖国神社、武道館を横目に坂を下ると、大好きな街、神保町、神田、お茶の水です。
何度も来た古本や楽器屋さん地帯を通りぬけ、秋葉原を抜けた先が日本の道路の起点、日本橋です。
浅草の情緒あふれる街並みを眺めながら、その名も<江戸通り>をしばらく行くと、それが隅田川を渡ったところで国道6号線、<水戸街道>へと変わります。後はもうひたすらこの道を進むだけ!

墨田区、荒川を越え、葛飾区、中川を越え、向かい風の中、どこまで続くのかと疲労の中途方に暮れ、日も暮れはじめた頃、ようやく江戸川が見えてきました。千葉県です!

何やら江戸川が、やたらと美しく優しく見えます。
そして、コンクリートとアスファルトだらけだった風景が、川を渡り千葉県に入った途端、急に緑と畑にあふれた風景に変わりました(笑)。「千葉に帰ってきたんだ!」という安堵感が体を包みます。

と、喜んだのもつかの間、旅路はやっと3分の2。周囲はあっという間に暗くなってきました。

なにしろ前日が徹夜だったものですから眠くてしょうがなくて、ほんとうは東京にいる間に漫画喫茶にでもよって仮眠をとるつもりだったのですがなかなか見つからず、ある時点で諦めの境地に達してから、僕の中で何かが吹っ切れました!
「ランナーズハイ」モード突入!!
いくら走っても、全く疲れも痛みも感じない!人体の摩訶不思議です。

松戸の中腹で小休憩。
その時食べたセロリ牛丼とおしんこと味噌汁の奇跡的な美味しさは忘れられません。

松戸を抜けると柏が見えてきました。

柏は僕が19歳の時、初めて一人暮らしをはじめた街です。
あれから10年。
同じ場所を同じ自転車で走ります。相棒よ、もう少しだ!

走り慣れた道が黄昏のように通り過ぎてゆきます。見えてきました!我孫子です!!

さらに新居のある下ヶ戸に向かうために、いつもよりも多めに6号を走ります。
大利根橋の手前で6号を降りて、静まり返った住宅街を抜けます。
常磐線の架橋をくぐり、最後の最後、ゆるやかな長い坂を登ります。
登りきったその先、真っ白なアパートがひと際輝いて見えます。

20時30分、新居到着!!だいたい予定どおり。

ひとしきり感傷に耽った後、すぐ近くの実家へと向かいます。

「ただいまー」

帰ってきました。いろんな意味で。

それから美味しくビールと食事をいただき、ゆっくりお風呂に入り、ぐっすりと眠りましたとさ。

この旅で僕は、東京を横断しただけじゃなくて、自分の一人暮らし人生も横断したような気がします。

飲み干した500mlペットボトル5本。帰ってきたぜ、我孫子!!




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振り返り日記~8/29、さよなら東京、吉祥寺

2010年10月14日 19時28分56秒 | 一喜一憂

さて、時を遡ること引っ越し当日8/29にやってまいりました。

早め早めにやっていたはずの引っ越しの準備でしたが、この日を余裕で向かえることなどできるはずもなく、寝不足続きの日々の締めくくりに徹夜をするはめになってしまいました(+_+)

全ての荷物が積み上げられた六畳一間でぶっ倒れていると、お昼前には引っ越しの業者さんが来て、手際良くトラックへと運んでゆきました。

ガランとした部屋。東京に来てから6年間住んだ部屋です。

ブログに書いたことは無かったと思いますが、実は風呂なしアパートでした。もちろんトイレは共同。
アパートのすぐ横には中央線が走っていて、早朝から深夜まで電車の走る音と一緒に暮らしました。

でもそれを不快に思ったことはあんまりなくて、むしろ大好きな映画「ブルースブラザーズ」の主人公のアパート(すぐ横を3秒置きくらいに電車が通る)みたいで楽しかったです。

お風呂は最初は近くのスポーツジムと、休みの日は銭湯を使っていました。
だけど、ジムは休館日がやたらと多く、ライブが終わって帰ってくるころには閉館時間で、会費がもったいなかったので銭湯をメインで使うようになりました。

銭湯は駅からすぐの「よろず湯」と少し行ったところに「弁天湯」があって、うちに近い「よろず湯」をよく使っていました。
「弁天湯」は「FURO ROCK」と称して一流アーティストを呼んでライブをやったりして盛り上がっていますが、「よろず湯」は良くも悪くも落ち着いた雰囲気の昔ながらの銭湯。
番台のおばあちゃまは漫画にでも出てきそうな「THE銭湯のおばあちゃん」。
ちょっとした小話に心が和みます。

銭湯ではいろんな人との繋がりも生まれました。

中でも30年以上「よろず湯」を利用している、プロドラマーのIさんにはほんと~にお世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

そして今や大ブレイク中のカンカラ三線シンガー岡大介さんとの運命の出会いを果たしたのもこの「よろず湯」でした。そういえば尺八の神永くんと出逢ったのも銭湯の帰り道でした。

毎日毎日銭湯や漫画喫茶までお風呂に入りにいくのはとても不便だったけれど、その分いろんな楽しい思いもできたと思っています。

さて、お世話になったご近所の方々にご挨拶を済ませて、いよいよ旅立ちの時です。

つづく


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引っ越しからの振り返り日記~序文

2010年10月13日 20時57分35秒 | 一喜一憂
千葉に引っ越して来てから一ヶ月が経ち、なんとか家具も揃ってきて、畑も落ち着いてきて、やっとこの日記を書くところまでたどりつきました。
そのあいだ書きとめてきた日記と撮りためた写真を少しずつUPしていこうと思います。
のんびりお付き合いくださいませ!



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土と平和の祭典2010~農的暮らしのすすめ~

2010年10月11日 11時32分27秒 | 一喜一憂

とっっても素敵なイベントのお知らせを、知人の平魚泳さんからいただきました。
「土と平和の祭典2010」@日比谷公園!!

音楽で綴る農的暮らしの一大イベント!!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

土と平和の祭典 2010
http://www.tanemaki.jp/saiten2010

農家市場と野外コンサート。大地に感謝する収穫祭。
2010年10月17日(日曜日)10時開幕!
入場無料・雨天決行

◎種まきビッグステージ 10:00-17:00 ソーラートラックステージ
農的暮らしを応援するアーティストたちの心のこもった
ライブパフォーマンス! 日本版 FARM AID!!

【出演ミュージシャン】
根っこ/アンニャ・ライト/サヨコオトナラ/UA/FUNKIST
関東アイヌウタリ連絡会(アイヌ音楽)/Yae/加藤登紀子

【COP10メッセ-ジ】
辻信一
中村隆市

【農家ゲスト】
伊藤幸蔵(米沢郷グループ・山形県高畠町)
宇都宮俊文(無茶々園・愛媛県西予市)
富谷亜喜博(さんぶ野菜ネットワーク・千葉県山武市)
菅野芳秀(レインボープラン・山形県長井市) 他

◎種まきステージ・土 10:45-12:30 小音楽堂
あの有機農業のカリスマ、金子美登さんの基調講演と全国の新規就農者&後継者のリアルが聞ける貴重なセミナー!有機農業に興味ある人、必見。
土と平和の有機農業セミナー
【主催】NPO法人全国有機農業推進協議会
【はじめに】藤本八恵(種まき大作戦実行委員長)
【基調講演】金子美登(NPO法人全国有機農業推進協議会理事長/霜里農場・埼玉)
【パネラー】富樫一仁(NPO法人秀明自然農法ネットワーク・北海道)/武田泰斗(花咲農園・秋
田)/小野寺紀允(庄内協同ファーム・山形)/千葉康伸(土佐自然塾・神奈川)/佐藤真吾(財団法人自然農法国際開発センター・千葉)/関徹(いなほ新潟・新潟)/松尾康憲(長崎有機農業研究会・長崎)
【司会】戎谷徹也(大地を守る会理事)
【おわりに】加藤登紀子(種まき大作戦代表世話人)
★14:30頃~ 有機農業ナンデモ相談会

◎種まきステージ・平和  にれのき広場特設ステージ
10:00-10:20<ライブ> キヨシ&音楽市場

10:30-11:10<トーク>
エコビレッジ&トランジッションタウンヘ
ようこそ!~サヨウナラ石油時代~
【ゲスト】古橋道代(木の花ファミリー)/吉田俊郎(トランジッション
葉山)/小野加瑞輝(ミレニアムシティー)/今井雅晴(富士エコパー
クビレッジ)/杵塚歩(わこうど結ネット)【 MC】kco(フリーライター)

11:30-11:50<ライブ> まや

12:00-12:40<トーク>
スローマザーカフェ< I > 子育て編
~子供を育てる。未来を育む。~

13:00-13:20<ライブ> 夏”【ナヅ】

13:30-14:10<トーク>
スローマザーカフェ<II> 教育編
~学校だけじゃない!いろんな育ち方があっていい!~

14:30-14:50<ライブ> 平魚泳

15:00-15:40<トーク>
暮らしの種まきトーク
~住む、使う、暮らす、守る~
【MC】 吉本多香美(女優/六カ所あしたの森)
【ゲスト】 鎌仲ひとみ(映画監督)/藤村靖之(非電
化工房)/田中優(未来バンク)/相根昭典(天然住宅)

◎種まきファーマーズマーケット 10:00-16:00 噴水広場~にれのき広場
暗い夜を越えて全国より生産者が集結!
日本最大級の環境持続型農業&農的暮らしのマルシェ。

【問い合わせ】 種まき大作戦実行委員会 事務局 seed@tanemaki.jp

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


主催者で歌手のYaeさんは、同じく歌手の加藤登紀子さん(「紅の豚」とか)のお嬢さんのようです。

加藤登紀子さんと言えば、千葉の鴨川で「脱お金、脱GNP、脱エネルギー、脱競争」を掲げて、農的暮らしを実践している『鴨川自然王国』の主宰者でもあります。

鴨川自然王国ホームページhttp://www.k-sizenohkoku.com/index_top.html

僕らの生きている今という時代は、明治維新から始まった「近代化」という流れの中にあって、まさにその流れがひとつのピークをむかえようとしています。
あるいはもうとっくにピークは終わり、収縮に向かっているとも言えるのかもしれませんが。

「近代化」「グローバリゼーション」の波は、世界中の国々から「農的暮らし」を奪って突き進み、自給自足のライフスタイルを、依存型の生活へ、悪く言えば「支配者」と「労働者」との2分構造へと変えてゆきました。

僕らは「便利さ」を手に入れたのと引き換えに「お金(仕事)」や「エネルギー」や「薬」など、あらゆるものの依存症にかかってしまったのです。

まず「お金のしくみ」があって、世界がそのしくみのもとに動き出すようになると、お金をより多く持っているものが「権力者」となり、さらには「お金を作りだす権利を持っている者」こそが「支配者」となります。

つまり、それらの恐いところは、依存しきった僕らがそれらをコントロールされたとき、僕らの生活や行動までもがコントロールされてしまうところにあります。

僕たちは学校で「人生の目的とは、自分の特性を生かした職業に就き、豊かな暮らしと将来の安心のために、必要なお金を稼ぐこと」と、あたりまえに教わり、また「競争に打ち勝つこと」こそがそのための方法なのだとも教わりました。

だけどそれは、時代の精神の生み出す幻想に過ぎませんでした。
人はもともと何かの職業に就く必要なんてないし、人生は労働のためにあるわけではありません。

「天下の安泰は、農の安泰にあり」
の江戸時代。国民の8割以上は百姓でした。
それは職業としてではなく、「生きるために必要なものは、自分の手で生み出す」
というごくあたりまえの生き方でした。

生活の中心に「畑」を置いてみる。

たったそれだけで、輝かしい人類の未来は心に映し出されます。

WELCOME 農的暮らし!!


<参考映画>
・「ダーウィンの悪夢」http://video.google.com/videoplay?docid=-4091419295839720014#

グローバリゼーションとはなんぞや?何故遥か遠い国から運ばれてくる食材を格安で買えるのか?僕らが買っている「豊かさ」とは?

人類発祥の地、アフリカで1匹の魚を巡り繰り広げられるグローバリゼーションの陰の側面を描いたドキュメンタリー。
かつて「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるほど多種多様な生き物が生息していたヴィクトリア湖に何者かの手によって、肉食の外来種「ナイルパーチ」が放たれたことで、湖の生態系は一変。街は輸出用のナイルパーチ産業に沸く。そのEUに続く第2の「お得意様」は日本。
(この作品は、現地の実情とのギャップを多く指摘されています。あくまでも参考としてご鑑賞下さい。)

<関連ブログ記事>
・注意!食べられません~お金の話しhttp://blog.goo.ne.jp/ura_sanpo/e/9753662ad3106702cc679b5d9045ccc4



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