大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントのご相談を受ける度に、最近は難しい状況の患者さんばかりだなー、と考えさせられます。

2009年06月08日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
今夜もインプラントの相談に聞く為に、出掛けて行きました。

私が相当に腕が立つと評価しているDRでも、いざ自分がインプラントするとなると躊躇する状態の患者さんの相談だそうです。

確かにレントゲン写真、パノラマという全体的に写るものですが、それを見ると骨がなくなっているし、歯並びも凸凹になっていて、一筋縄では行かないと見える患者さんばかりでした。

その相談のDR曰く、自分が出来ると思えるシンプルな患者さんが昔ほどいない、と嘆くのです。
そして、先生はどうしてあんなにシンプルに簡単そうに植立して骨とか歯茎とか造れるんですか?と質問をされました。

この質問に対して私がした答えは、歯科用CTをよく見て、骨の状況を把握して骨がある所でインプラントを維持してあげて、周囲に骨とか歯肉が出来る環境を作り上げるだけだよ、と言うものでした。

極々シンプルな答えでしかないのですが、本当にこれしか答えがないのです。

極力小さく小さく手術をしてあげて、痛まないように、辛くないように配慮する為には極シンプルにするのがベストであった、と言うのが私の結論なのです。

その為に、私の最近のインプラントオペのライブビデオを撮影しようかと言う考えは全く無くなりました。
何故なら、ほとんど何もしないでインプラントを植立してしまうからで、何をしているのかが外見上では何も分からないからなのです。

以前、池袋のジョナサンの山内先生が見学に起こしに成りましたが、彼は流石に腕が立つだけあって、私のインプラント手術を1回見ただけで悟って行ってくれたようです。
外見上では何しているのは、全く理解は出来ないかもしれない、それが答えです。

私の3DX,山内先生はメディカルマテリアルの歯科用CTで骨を精密検査して、そこに必要最低限の傷口でインプラントを植立する、ただそれだけなのです。

しかし、これが案外難しい。
これは歯科用CTを持ってしまったジレンマとしてDRを結構苦しめます。

見えていてもそれ通りにする事が大変に難しいのです。

今後は、そのルール化、プロトコール造りが大事に成って来る事でしょう。

山内先生とも協力して成し遂げたいと思います。


一見難しい状況の患者さんでも、抜け道を探し、それ通りに植立すればシンプルで何事もないように植立出来るのです。
それこそが究極の無痛低侵襲インプラントの極意とも言えるでしょう。

最終的にどこまで小さく手術出来るのかに置いて、私は誰よりも先を行って孤軍奮闘しているのだと思います。
今夜の相談でもそれを実感してしまうのでした。


早速辻井さんのCD買いました。

2009年06月08日 | 日々のインプラント臨床の話
指揮者の佐渡さんが、辻井さんを大変に高く評価していたんですね。

しかも、お目当てのラフマニノフの2番でした。

佐渡さんの指揮で聴けるのは、予想外の嬉しい出来事でした。

即アマゾンで頼みました。
明日には届く予定ですから、楽しみです。

天から降り注ぐと評される美音、どんなに素晴らしいのか、早く聞きたいです。

うちのクリニックは、CDをかけているのが常なので、明日からラフマニノフの天から降り注ぐ美音が鳴っているでしょう。

この話題で患者さんと盛り上がれれば嬉しいです。

辻井伸行さんヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝おめでとうございます!

2009年06月08日 | Weblog
NHK見ていたら、辻井伸行さんがヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝されたとの事、凄い事です。
本当におめでとうございます。

しかもニュースを聞いていたら、辻井さんは全盲との事。
凄い、凄過ぎます。

辻井さんの演奏したラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は名曲中の名曲として余りに有名で、私も大好きな曲です。
その演奏が、大変なメモリアルなもので、コンクールの歴史の中でも語り継がれる名演奏だったとの事、是非聞いてみたいです。

あのロマンチックな出だし、映画音楽としても使われているこの曲は聞き所満載の名曲です。

ラフマニノフは自身ピアノの神がかり的な名手と言われていました。
弾き手にとっては難しい曲でも、ラフマニノフは見事な演奏を易々と成し遂げていたそうです。
そんなラフマニノフが作曲した曲ですから、後世の演奏家にとっても弾くのはかなり難しいとされているそうです。
それを辻井さんはやり遂げて、しかも感動的な名演奏を繰り広げたと言うのですから、彼がいかなる凄い演奏家なのかが窺い知れます。

不思議なもので、楽器の演奏は個性がとても出ます。
私は今は亡きグルダのピアノの音が大々好きで、グルダとアバッードが組んだモーツァルトの20番21番はベストアルバムとして持っています。

辻井さんの演奏は恥ずかしながらまだ聞いていないのですが、ラフマニノフの名手との事なので、チャイコフスキーとかショパンの演奏が恐らく得意でしょうから、是非聞きに行きたいものです。

私が生涯の追っかけをしているコバケンはチャイコの名人ですし、ラフマニノフのピアノ協奏曲は良く振っていますので、競演する機会があったら嬉しいですね。

いずれにしても、このような国際コンクールで、日本人が優勝すると言う事は素晴らしい事です。
しかも、全盲の演奏家であると言う事実は、暗いニュースばかりの昨今に置いて久しぶりの手放しで祝福出来るお祝い事でしょう。

辻井さんおめでとうございます。
演奏必ず聴きに参ります。
と言っても、これで有名に成ったのでチケット取り難くなったでしょうね・・・

いや本当に嬉しいニュースです。

悲しいかなインプラント界は混迷を極めています。

2009年06月08日 | 日々のインプラント臨床の話
今日も悲しい出来事のご報告をしないといけなくて残念です。
例のパターンで、上顎洞へのインプラント体?迷入の事故のご相談の方と直接お話したのですが、その担当医は迷入を認めながら、そのままでも特に問題がない、と説明しているそうです。

信じられない出来事です。
自分自身が起こしているトラブルでそのままで良いのでは、と言うお話は私はおかしいと思います。
残念ながら、患者さんご自身のご判断で転院とか色々されてしまうのは仕方がないと私も思いますが、そう言う担当医の説明でそのままで良いのではと考えてしまうとしたら、その患者さんはその担当医にとってはとても良いお客さんでしょう。

今後もこう言うトラブルの頻発が予想されます。
トラブルに関して言えば、どんなゴッドハンドでも必ず起こしています。

かなり限られてい業界の中で知られている有名なトラブルは、某超有名DRがセミナーのライブオペでインプラントが全く安定せず、これを業界用語でスタッグすると言いますが、大変で学びに来ていたDR達もインプラントの怖さを思い知ると言う事がありました。

これはほんの極限られている方しか知らないトラブルなので、知らない方も業界でも多いと思います。
私も質問されてもお答え出来ませんし、しません。
それが信義であり、仁義だからです。

問題はそのトラブルの後の解決方法です。
上記のトラブルに関しては、その場で解決に四苦八苦で何とかしたそうですが、その後も頑張っているそうです。

何かが起きるのは仕方がないのですが、その後をどうリカバリー出来るか、するのかなのです。

今回、私が嘆くDRはそのままでも良いんじゃないか、と言う消極的対応で、自分自身で解決付かないのなら上に相談する、とかの解決の方法を探すと言う努力で決定的に欠けているような気がして仕方がないのです。

私は少なくとも簡単には諦めません。
自分自身で出来る努力に関しては極限まで頑張ってきたつもりです。
だからこそ、前人未踏の実績も築き上げて来ました。

これは言い方も変えれば、誰もしない、怖いような仕事でも引き受けてして来たと揶揄されても仕方がないことなのです。
それでも10年近くやれて来たので、今漸く事実としての重み、まあ話を聞いてやろうと思われるように成って来ているだけ、と言うのも事実なのです。

勿論、自分では無理と思う場合は紹介を躊躇なくしています。
それは患者さんへの礼儀だと思うのです。

本当にそう言う所は、わたしは大事にしたいと思います。




インプラントの専門書書き上げて

2009年06月08日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話
最終段階に来て、もうすぐ私の本が出ます。
一般向けではなく、DR向け専門書です。

今のインプラント業界は余りにも色々なやり方が主張され、それぞれに腕に覚えがある方々が、自分のやり方を展開する段階に来ています。

それに対して一開業医にしか過ぎない私が、持論を披瀝し、赤裸々に綴ったつもりです。

学問的バックグラウンドは、自分自身で行ったセミナー、学会で学んだ事、そして私自身が臨床で実践し正しかった事をとにかく読みやすい事に留意して書き上げました。

推薦文をいただけたインプラント界の大御所の先生も、大変に読みやすいと評して下さっています。

まるでエッセイのようだ、と褒めていただけました。

専門書と言うと、とかく学術書になり、取っ付きにくく、読んでると眠くなるのが常です。

これが学術書の最大の弱点です。

それを何とか克服しよう、専門書でありながら本として読める本、面白い本を目指しました。


なのでインプラントに詳しい一般の患者さんも、かなり分かるだろう内容となっています。

編集長が、私の文章、勢いが面白いからと言って下さってて原文のまま製本されているくらいです。

インプラントの業界の内情も、私感でですが見渡せるように書きました。

混迷を極めるインプラント業界の一つの灯りになれれば幸いです。