次は『甦る熱球』。
監督はサム・ウッド、というと私にとっては
『オペラは踊る』の監督という知識しかありませんが。
この作品も、ジューン・アリソン嬢とジェイムズ・スチュアートの共演。
内容も『グレン・ミラー物語』に近い夫婦の絆を描いてますが、
こちらは挫折と再生エピソードも加わってます。
テキサスの田舎で母と二人、
農場と綿で生計を立てているモンティ(J・スチュワート)の楽しみは
野球チームでピッチャーとしてプレイすること。
野球場までの何キロもの道を徒歩で歩いて帰っても苦痛に思わない。
そんな彼の投球を見て、ひとりの浮浪者然とした男が声をかけてくる。
なんでも彼はかつては名捕手として知られ、
酒が原因で球界を去ったバーニー・ワイルだという。
彼はバッテリーを組んでいたホワイト・ソックスの監督に掛け合うから、
一緒にカリフォルニアへ行こうと誘う。
大好きな野球で稼げる!と喜んで誘いを受けたモンティだったが、
堅実な生活を望むモンティの母は、もちろん反対。
バーニーは仕方なく様子を見ることにし、
農場の手伝いをするという名目で家に住み込み、
作業のスキをぬってはモンティに投球のアドヴァイスを与えた。
そして、モンティの腕がバーニーの理想に近づいたころ、
やっといとこに農場の仕事を手伝わせると母を説得し、
カリフォルニア行きの承諾を得ることができた。
カリフォルニアにやってきたモンティは、
成り行きでエセル(J・アリソン)という女性とデートすることになる。
見るからに田舎もののモンティに、始めは嫌悪するエセルだったが、
女性に誠実で、エセルがまだよく知らない野球に対する情熱を語る姿を見て、
しだいに親しみを抱き、交流を深めていく。
バーニーの紹介で投球テストを受け、
何とかホワイトソックスの監督と契約を交わし、
バーニーも彼のトレーナーとしてチームに加わることになった。
これでやっと野球が出来ると信じていたモンティだが、
契約したものの、なかなかマウンドには上げてもらえない。
バーニーもやきもきしていたが、やっと出番を指名されたと思うと、
相手は強豪、ヤンキース。
モンティは完全にヤンキース打線に打ち負かされ、
メジャーからはずされることになってしまう。
失意を抱えて二軍に送られたモンティは、
オマハにあるエセルの実家を訪れる。
そこで、彼女の励ましを受けた彼は
エセルのために再びメジャーで活躍することを誓う。
オマハで活躍してメジャーに復帰出来たモンティは、
改めてヤンキースとの試合で投げきって、見事勝利します。
エセルと結婚し、子供ももうけ、幸せな生活が始まると思われたのですが、
実家で狩猟に出かけていた彼の持っていた銃が暴発し、
片足を切断する事故が起きてしまいます。
そこからが、この映画の一番の見せ場でもあるんですが、
足を失って、野球人生も同時に失い、
自分の子供が歩けるようになっても、
「足があるんだから歩けて当然」と
愚痴ばかり言うようになってしまったモンティを、
エセルや母たちはどうすることも出来ません。
それでもエセルだけは、めげずにボールやグローブを持って彼に、
「これはもう捨てちゃってもいいの?」をまっすぐに問いかけます。
セミロングの髪を二つわけにしたエセルは可愛いです。
カリフォルニアの頃の上品なお嬢さんの雰囲気もよいけど
テキサスのアメリカ娘って感じで魅力的。
モンティとキャッチボールをするシーンは、
特に印象に残るシーンのひとつです。
それと、モンティとのダンスシーン。
これはネタバレになっちゃいますけど。
素敵なエピソードです。
『グレン・ミラー…』よりは劇的な感触が足りないんですが、
伝記もので、苦悩する主人公を家族が支える映画っていうのは、
アメリカの映画の一ジャンルともいえるのではないかと私は思うのであります。
そしてそこにはJ・アリソン嬢がやっぱりいた!ということで、
私の理想は、やはり間違っていなかったなーと思うのであります。
次は『姉妹と水兵』を見たいんだけど、
…探してもなかなかないんだよねー。
監督はサム・ウッド、というと私にとっては
『オペラは踊る』の監督という知識しかありませんが。
この作品も、ジューン・アリソン嬢とジェイムズ・スチュアートの共演。
内容も『グレン・ミラー物語』に近い夫婦の絆を描いてますが、
こちらは挫折と再生エピソードも加わってます。
テキサスの田舎で母と二人、
農場と綿で生計を立てているモンティ(J・スチュワート)の楽しみは
野球チームでピッチャーとしてプレイすること。
野球場までの何キロもの道を徒歩で歩いて帰っても苦痛に思わない。
そんな彼の投球を見て、ひとりの浮浪者然とした男が声をかけてくる。
なんでも彼はかつては名捕手として知られ、
酒が原因で球界を去ったバーニー・ワイルだという。
彼はバッテリーを組んでいたホワイト・ソックスの監督に掛け合うから、
一緒にカリフォルニアへ行こうと誘う。
大好きな野球で稼げる!と喜んで誘いを受けたモンティだったが、
堅実な生活を望むモンティの母は、もちろん反対。
バーニーは仕方なく様子を見ることにし、
農場の手伝いをするという名目で家に住み込み、
作業のスキをぬってはモンティに投球のアドヴァイスを与えた。
そして、モンティの腕がバーニーの理想に近づいたころ、
やっといとこに農場の仕事を手伝わせると母を説得し、
カリフォルニア行きの承諾を得ることができた。
カリフォルニアにやってきたモンティは、
成り行きでエセル(J・アリソン)という女性とデートすることになる。
見るからに田舎もののモンティに、始めは嫌悪するエセルだったが、
女性に誠実で、エセルがまだよく知らない野球に対する情熱を語る姿を見て、
しだいに親しみを抱き、交流を深めていく。
バーニーの紹介で投球テストを受け、
何とかホワイトソックスの監督と契約を交わし、
バーニーも彼のトレーナーとしてチームに加わることになった。
これでやっと野球が出来ると信じていたモンティだが、
契約したものの、なかなかマウンドには上げてもらえない。
バーニーもやきもきしていたが、やっと出番を指名されたと思うと、
相手は強豪、ヤンキース。
モンティは完全にヤンキース打線に打ち負かされ、
メジャーからはずされることになってしまう。
失意を抱えて二軍に送られたモンティは、
オマハにあるエセルの実家を訪れる。
そこで、彼女の励ましを受けた彼は
エセルのために再びメジャーで活躍することを誓う。
オマハで活躍してメジャーに復帰出来たモンティは、
改めてヤンキースとの試合で投げきって、見事勝利します。
エセルと結婚し、子供ももうけ、幸せな生活が始まると思われたのですが、
実家で狩猟に出かけていた彼の持っていた銃が暴発し、
片足を切断する事故が起きてしまいます。
そこからが、この映画の一番の見せ場でもあるんですが、
足を失って、野球人生も同時に失い、
自分の子供が歩けるようになっても、
「足があるんだから歩けて当然」と
愚痴ばかり言うようになってしまったモンティを、
エセルや母たちはどうすることも出来ません。
それでもエセルだけは、めげずにボールやグローブを持って彼に、
「これはもう捨てちゃってもいいの?」をまっすぐに問いかけます。
セミロングの髪を二つわけにしたエセルは可愛いです。
カリフォルニアの頃の上品なお嬢さんの雰囲気もよいけど
テキサスのアメリカ娘って感じで魅力的。
モンティとキャッチボールをするシーンは、
特に印象に残るシーンのひとつです。
それと、モンティとのダンスシーン。
これはネタバレになっちゃいますけど。
素敵なエピソードです。
『グレン・ミラー…』よりは劇的な感触が足りないんですが、
伝記もので、苦悩する主人公を家族が支える映画っていうのは、
アメリカの映画の一ジャンルともいえるのではないかと私は思うのであります。
そしてそこにはJ・アリソン嬢がやっぱりいた!ということで、
私の理想は、やはり間違っていなかったなーと思うのであります。
次は『姉妹と水兵』を見たいんだけど、
…探してもなかなかないんだよねー。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます