
時間を持て余している今年は、春の木の芽をたっぷりと楽しめるのではないかと思っていた。ところが、里山の季節が初夏に変わろうとする今になっても、自由の恩恵を殆ど得られていない。特にタラの芽は、収穫?を見込んでいた場所で全て先を越された。山菜の「アマドコロ」と「コシアブラ」を初めて食べてみた。
「アマドコロ」はユリ科アマドコロ属の多年草。散歩コース・竹沼の堤防沿いに咲いていた。似た植物に“ナルコユリ”があるが、茎の部分が角張っているのがアマドコロで、ナルコユリは丸いという。触ってみたから間違いない。根茎は食べることができ、薬効もある。根の部分を食べると甘く“トコロ(ヤマイモとそっくりで葉が丸い)”と似ているのでこの名が付いたという。
根の部分は食べたことがないが、図鑑に「新芽が食べられる」と書いてあったので、トキの島に帰省した時、丸々と肥えた新芽を見つけ持ち帰った。天ぷらでは独特の風味を理解できなかったが、お浸しで初めての味覚を感じた。
下の写真は、山菜としてタラの芽と競う人気となっているという「コシアブラ」。トキの島から持ち帰り、自宅の庭に植えて3-4年になる。高さが1メートル50センチぐらいに成長。今年初めて、3-4個の新芽を収穫?した。無論、副芽の存在を確認している。数が少なかったが、こちらは天ぷらでいただいた。「タラの芽より上級」という人もいるそうだ。“なるほど”という味がした?
