
愛鳥週間は当の前に過ぎてしまったが、久々の野鳥シリーズ。日本の“国鳥に指定されているキジ”。当家は東に田んぼ、南は畑と田畑に半分を囲まれているが、直線距離で50メートルほど離れた場所に繁盛しているコンビニもある地方都市の郊外。全くの田舎ではない。ところが、前の畑に、キジがやってくるのだ。夫婦?(雌雄2羽)でくる場合もあるし、単独もある。4、50メートルの至近距離まで近寄ってくることもあるが、カメラの準備が出来上がる頃には遠ざかってしまうのがいつものことだ。
雌の「キジ」がやってきた(3週間ほど前に撮影)。例のごとく、かなり離れてからシャッターを押したのだが、まあ?見られる範囲。雄だともう少し派手で、写真受けする姿をしているのだが・・・。最近、藤岡辺りの郊外ではキジが増えているような気がする。昨日も、ケーンケーンと田んぼのくろで鳴いていた。散歩を良くするようになったせいかもしれないが、キジの鳴き声や姿に出会うことが増えている。
キジは日本の国鳥。日本を代表する鳥は“学名がニッポニアニッポンのトキ”ではない。種が絶滅しては仕様がないが、桃太郎さんの家来で、食べても美味しい鳥が国鳥でよいものか。ちなみに、調べていたら「狩猟の対象となる食鳥を国鳥としているのは日本だけ」というからいかがなものか。
山女や鮎と同じように、愛鳥週間や狩猟解禁の前に養殖したキジを放鳥しているのだそうだ。04年に全国で10万羽というから少ない数ではない。増えた理由が放鳥で無ければよいが。走ることが得意でも、飛ぶことが苦手なこの鳥は、天敵も多いようだ。
最大の天敵はこの鳥の場合も人間。そういう私が、天然のキジでとった出汁、手打ちの蕎麦の組み合わせで、美味しい蕎麦を食いたいと思っている。