
今日でゴールデンウィークが終わる。孫2人の“襲来”がなければ、何の変哲もない10日間。もっとも、孫が来ている間だけ元気で、4月末のインフルエンザからこどもの日頃の風邪と連続の風邪に見舞われた誰かのおかげで、どこにも出掛けられず、畑の草むしりは一段落した。
「ヤマブキソウ」は我が家の庭に咲いたもの。フィールドで見たのは、西上州の秘境といわれる“カミヤツウチグラ(諏訪山)”に登った時の一度だけ。歩き出して間もなく咲いており、同行した知人に名を教えていただいた。
ケシ科クサノオウ属の多年草。草丈は20センチ程度と高くないが、花径が2-3センチで鮮やかな黄色をした花をつけるのが印象的。里山だけでなく、庭木としてもポピュラーなヤマブキと花が似ているのでこの名が付いた。クサノオウ同様に、黄色い樹液を持っているという。周りを明るくするほど鮮やかな黄色が素晴らしい。花弁は4枚。
落葉低木の「ヤマブキ」は今、北関東あたりの低山の沢沿いあたりで満開。意外にもバラ科の植物だという。自生では花弁が5枚で一重咲きのものが大半だが、八重咲きの種もあるのだという。高崎自然歩道で八重咲のものを撮ってあったが“栽培種が飛び火したもの”と思い破棄してしまった。庭に植えられているものは八重が覆い。白花のタイプもあるが、これは別種だという。御嶽山ハイキングコースで撮影。
“山吹色”というとオレンジ色に近い濃い黄色のこと。独特なニュアンス(色彩)を現すために使われるぐらい目立つ存在。花言葉は「すがすがしい明るさ」だそうだ。
