
立夏を二日ほど過ぎた。私が初夏への季節の変化を感じるのが“登山道などに、紫色のフジの花が落ちている時”。山歩きの服装をそろそろ夏仕様に変えよう。
「フジ」は図鑑調に紹介すれば“マメ科のつる性落葉木本”。山中で木に絡まって伸びるヤマフジ、公園で人気の藤棚、家庭の庭でも栽培されている。この写真は高崎自然歩道の金井澤の碑から根小屋城址方面に登りかけたところ。林の中のあちこちに、紫の花の塊が目立っている。私の場合、フジのトンネルや大規模な藤棚などは余り好まない。ヤマフジが咲くだけでよい。
フジは昔、飢饉の時に根を食べたという。若芽は和え物や炒め物にする。花は天ぷらにしたり、塩漬けにして花茶などにするという。どれもメジャーではないようだが・・・。

