
今日はちょっと欲張って、3種類の里山に咲く木の花を紹介してみよう。何だか判らないが木に咲く花でも“白い花”に興味を引かれることが多い。
最初の写真は「アオダモ」。モクセイ科のトネリコ属。野球のバットの材料として有名だが、木質に粘りがありスキ-など含め運道具の材料になるという。また、家具にも利用され、樹皮が薬用に利用されるなど用途は多い。
名前の“アオ”はネットで調べると1、雨上がりに樹皮が青緑色になる2、青の染料に使われる3、枝を水に浸すと水が青い蛍光色になるーというようなことが書いてあった。タモはトネリコを指す。樹皮に付く虫が出す蝋を、敷居に塗るとすべりが良くなるのだそうだ。
昨年、寄居町にある山を歩いた時、地元の方にアオダモとウワミズザクラの名を教えていただいた。写真の個体は高崎自然歩道の根小屋城址辺り。
「ツクバネウツギ」が咲き始めた。スイカズラ科の落葉低木。秋に果実を付けるが、プロペラの羽根(ガク片)をつけており、これを羽根突きの羽根に例えた。小さいがホンワリとした花を対で咲かせており、何だか可愛い姿が印象的。高崎自然歩道の城山団地西。

「コバノガマズミ」も今の時期、日当たりの良い里山の林の縁の主役。この木もスイカズラ科の落葉低木。普通のガマズミ?に対し花も葉も小型なのでこの名が付いたようだ。高崎自然歩道の山名城址付近。
