
赤城「鍋割山」への姫百合駐車場からの登山口からの登山道沿い。荒山高原が近付くと岩混じりの急登となる。この辺りは、春の花が多いところでアカヤシオツツジやカタクリ、オオカメノキなど楽しませてくれる。
岩の間のコケが生えたところに小さな白い花を見つけた。昨年の春に、西上州の天丸山から大山を歩いた時。大山に向かう尾根沿いに咲いていた。名前を調べたが判らなかった種だ。いつか、榛名山のどこかでも写真を撮ったことがある。
名前が判らないのでネットで「鍋割山に5月に咲く花」で検索すると、丹沢の鍋割と赤城の鍋割の両方の情報があり、その中から“ヒメイチゲ”らしいと限定。ヒメイチゲで検索し、ほぼ間違いないと思い掲載した。
「ヒメイチゲ」はアズマイチゲやキクザキイチゲと同じキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。よく見ると葉がアズマイチゲに良く似ている。草丈は5-7センチ程度で、花径も1センチ弱と超小型だが可愛らしい。
昨年、大山で見た時、通りかかった人に聞いたが“イチリンソウ(イチゲ)が小型化したものではないだろうか”と明確な答えが得られなかったが、今度は間違い無さそうだ。