
「イワカガミ」が可憐なピンクの花をつけていた。桐生方面の山に行くと“コイワカガミ”を良く見かける。イワカガミ全体を小振りにしたような感じで、白の花をつけているのも見かける。トキの島では普通のイワカガミしか見たことがないが、図鑑を見ると“日本海側にオオイワカガミが分布する”と紹介されており、どちらかはわからない。ネットで調べてみたが「個体による変化が多く、区別しない場合もある」というので、そのままイワカガミ。
「イワカガミ」はイワウメ科イワカガミ属の多年草。高山植物に分類されている。トキの島では標高で3,4百メートルの山にも生えている。岩場に多く、葉に光沢があるので鏡に例えたものと名前の由来を説明している。トキの島では岩場というより、肥えて湿った林で、少し日当たりの良い場所に多く咲いていた。
艶のある葉が雪融け後の枯れた林に目立つ。花茎を10-20センチほど伸ばし、先端に多いと7-8個の花をつける。色が少ない林の中でピンクが際立つ可愛い花だ。