今日は肥薩おれんじ鉄道上田浦~二見間です。
上田浦は海岸線の小さな集落です。
以前は、井牟田小学校が在りましたが、今は廃校になっています。
以前は集落沿いの道がとても狭く、大型トラックなどは通りませんでした。
最近は海沿いだった線路の海側を埋め立てして大きな道路を二見まで建設中です。
軽自動車しか二見まで通れませんでしたが数年後は、普通車でも上田浦から二見まで行けるようになります。
便利になる事は住民の方々には、とても良い事ですが、情緒という面では海岸線の1番外側が道路になる事で、景色はずいぶん変わりました。
もちろん住民の方々の生活が1番ですが、景色としては少し残念です。
民家のすぐ脇を列車が通って行きます。
この集落は以前他所からいらした普通車が、迷い込まれて道に挟まれていらして、車体をこすりながら脱出されたお手伝いをした事があるくらい狭く曲がりくねった道があり、地元の方しか普通車(小さめ)は通れないと思います。
もちろん私は、軽自動車で通らせていただいています。
元々の集落の前の道は狭く、線路の海側の壁が防波堤の役目も担っていました。
今は海側に道路が出来ずいぶん走りやすくなっていますが、まだまだ先は工事中ですので、ご用心ください。
上井牟田集落の一番二見側の線路沿いにお墓が並んでいます。
そのお墓の中の2基は兵隊さんの像が立っています。
このお墓は、明治時代に陸軍で台湾へ出兵されて、お亡くなりになられた方のお墓だそうです。
列車と平行に飛ぶ鳥と競争するように、走って行きます。
海の向こうは天草の上島です。
元二見海水浴場が見えてきます。