もうはや、梅雨入り・・・少々滅入ってしまいます
そして、5月ももう少し、6月はいわゆる衣更え。
着物の世界では「更衣」と書いて”ころもがえ”と読みます。
近頃、フツフツと考えるのです・・・
更衣・・・何年も前から言ってるんだけれど、時期を考え直してもいいんじゃないかと。
もう今の気候にそぐわないように思うのですが・・・
そもそも平安時代の習慣?
洋服を着るようになった明治のころの決まり?
毎年この時期に同じようなことを考えているわけですが・・・。
先週は、麻を着たいくらいの気温でした。
そして、今年は扇風機が売れているようで、テレビで紹介していたある機種は
気温によって、風速等が自動で制御されるとか・・・
「別にそこまで便利にしてもらわなくても、・・・」
と便利で複雑になりすぎる電化製品には、否定的な私なのですが・・・
ん?そうだ
着物だって、気温で着るものを決まる方式でもいいんじゃないの?
と思ったのでした。
たとえば、20度以上なら単衣、25度以上なら薄物を着ていいよ・・・みたいに。
そして、先日の帯展にお越しくださったお客様同士の、会話を聞いて思ったのでした。
お一人のお客様が単衣のお着物をご覧になっていて
それを一緒にご覧になっていらっしゃったお客様が
「6月の単衣にいいわね・・・でも秋の単衣だったらこちらの色の方がいいわね・・・」
そう、お洋服でも、春と秋では色選びが違うように
おしゃれな皆さんは着物でも、私がアドバイスするまでもなく
こんな風にやっぱり季節を感じていらっしゃるのです。
もう少し、更衣の時期を緩やかに、アバウトにしてもいいんじゃないか・・・
その人の感覚に任せてもいいんじゃないか・・・
と、思う一方
いえいえ、そんなことをしたら、世の中の着物、めちゃめちゃになってしまう
と思っていたのですが
この会話を聞いて、案外大丈夫な気がしたのです。
きっと、これだけのおしゃれな感覚を持っていれば
袷を夏にはお召しにならないだろうし、寒々しく絽の着物を初詣に着ないだろう・・
少々の教養があれば、梅の柄を秋には変よね・・と思うし
朝顔の帯を秋にするには気持ちが乗らないと思う。
それでも季節感めちゃくちゃな装いを街でしていたら
それなりの知識と常識のある人は「あら~~」と思って見るでしょう。
そういう目で見られてもいい人は
洋服を着ていてもいるわけで・・・
更衣の習慣はいいものですし、おさえておかなければいけないと思いますが
普段に着物を洋服のように着たいと思っているのなら
もっと、自由に着てもいいんじゃないか・・・
もしかしたら昔の人は、袷の時期でも暑かったら単衣にしたり、寒かったら重ねたり・・して
着てたんじゃないかな・・・
5月の暑い日に汗かきながら、袷を着るのはかえって不自然な気がします。
自分の感じる気温と季節を感じるおしゃれの感覚で
その日の着物を選んでもいいのではないか・・。
でも、これって、よほどおしゃれで着物の決まりごとをおさえていないと
できないかもしれないから、かなり難易度が高いかも・・・
最近、頭の中でこんな妄想がグルグル・・・
皆さん、どうですか??
最後になりましたが
明日、お草履の職人さんが来店しま~す
1時半から、お話しもしていただきますのでぜひ、お越しください。
修理やご相談も受け付けます。
そして、5月ももう少し、6月はいわゆる衣更え。
着物の世界では「更衣」と書いて”ころもがえ”と読みます。
近頃、フツフツと考えるのです・・・
更衣・・・何年も前から言ってるんだけれど、時期を考え直してもいいんじゃないかと。
もう今の気候にそぐわないように思うのですが・・・
そもそも平安時代の習慣?
洋服を着るようになった明治のころの決まり?
毎年この時期に同じようなことを考えているわけですが・・・。
先週は、麻を着たいくらいの気温でした。
そして、今年は扇風機が売れているようで、テレビで紹介していたある機種は
気温によって、風速等が自動で制御されるとか・・・
「別にそこまで便利にしてもらわなくても、・・・」
と便利で複雑になりすぎる電化製品には、否定的な私なのですが・・・
ん?そうだ
着物だって、気温で着るものを決まる方式でもいいんじゃないの?
と思ったのでした。
たとえば、20度以上なら単衣、25度以上なら薄物を着ていいよ・・・みたいに。
そして、先日の帯展にお越しくださったお客様同士の、会話を聞いて思ったのでした。
お一人のお客様が単衣のお着物をご覧になっていて
それを一緒にご覧になっていらっしゃったお客様が
「6月の単衣にいいわね・・・でも秋の単衣だったらこちらの色の方がいいわね・・・」
そう、お洋服でも、春と秋では色選びが違うように
おしゃれな皆さんは着物でも、私がアドバイスするまでもなく
こんな風にやっぱり季節を感じていらっしゃるのです。
もう少し、更衣の時期を緩やかに、アバウトにしてもいいんじゃないか・・・
その人の感覚に任せてもいいんじゃないか・・・
と、思う一方
いえいえ、そんなことをしたら、世の中の着物、めちゃめちゃになってしまう
と思っていたのですが
この会話を聞いて、案外大丈夫な気がしたのです。
きっと、これだけのおしゃれな感覚を持っていれば
袷を夏にはお召しにならないだろうし、寒々しく絽の着物を初詣に着ないだろう・・
少々の教養があれば、梅の柄を秋には変よね・・と思うし
朝顔の帯を秋にするには気持ちが乗らないと思う。
それでも季節感めちゃくちゃな装いを街でしていたら
それなりの知識と常識のある人は「あら~~」と思って見るでしょう。
そういう目で見られてもいい人は
洋服を着ていてもいるわけで・・・
更衣の習慣はいいものですし、おさえておかなければいけないと思いますが
普段に着物を洋服のように着たいと思っているのなら
もっと、自由に着てもいいんじゃないか・・・
もしかしたら昔の人は、袷の時期でも暑かったら単衣にしたり、寒かったら重ねたり・・して
着てたんじゃないかな・・・
5月の暑い日に汗かきながら、袷を着るのはかえって不自然な気がします。
自分の感じる気温と季節を感じるおしゃれの感覚で
その日の着物を選んでもいいのではないか・・。
でも、これって、よほどおしゃれで着物の決まりごとをおさえていないと
できないかもしれないから、かなり難易度が高いかも・・・
最近、頭の中でこんな妄想がグルグル・・・
皆さん、どうですか??
最後になりましたが
明日、お草履の職人さんが来店しま~す
1時半から、お話しもしていただきますのでぜひ、お越しください。
修理やご相談も受け付けます。