せっかく桜が咲いてるというのに、東京の週末は寒くてずっと雨・・・
今日はやっとお日様にあえました
春は雨が多い季節ですが、先週は卒業式も大詰めだったのに雨の多い一週間で
袴のお嬢さんやお母さま方も、お気の毒でした。
レンタルのお着物はともかく、ご自分のお着物だった皆様
よく点検して、しばらくお召しにならないのであればお手入れに出していただくと安心です。
雨の日はほんとに困ります。
先週も、あわてて草履のカバーを求めてくださるお客様や
着付をさせていただいたお客様も雨コートの用意をお願いしたり・・
こういう時、慌てないためにも雨が降った時のための用意、
ふだんからぜひ準備していただけると嬉しく思います。
それから、先日、袴に合わせてお召しになったお着物を
早速お手入れにお預かりして、ほとんど汚れがないと思っていたら
衿の後ろの折った部分に汚れが・・・
衿汚れは、ふつう真後ろでなく首が触るお顔の下あたりのはずなのです。
??
考えてみたところ・・・、原因はヘアスタイルだと思います。
今年、多く見かけたお嬢さんたちのヘアスタイルですが
後ろで一つにまとめたり編み込んだ髪を紐でぐるぐる巻き
金粉を振ったり、水引や髪飾りをつけたスタイル。
元美容師としては、つい目について今年の流行だな~~と見てたのですが・・。
このお着物をお召しになったお嬢さんは着付の後で美容室に行かれ
後で写真を見せていただいたのですが、まさしくこのスタイルでした。
多分、ポニーテールのように一つにまとめるときに、
きれいにまとめるためにスタイリング剤を使うのでしょうね
お着物の衿を抜いた後ろの部分にちょうどすれて、シミになったと思われます。
おしゃれなヘアスタイルが思わぬ落とし穴?
美容師さんは、たぶんそこまで気が回らないのでは?
着物の時のヘアスタイル、襟元がすっきりするようなアップスタイル
または、襟につかない程度長さ・・・って昔からよく言いますけれど
今回、改めてなるほどね・・・私自身が思いました。
汚れなど気にしないでおしゃれをとるのもアリかもしれませんが
レンタルならともかく、ご自分のお着物の場合は気を付けたほうがいいかもしれません。
そして今年も、着ようと思って出したら、シミが~~と
駆け込んでいらっしゃったお客様がいらっしゃって大急ぎでお手入れを承りました。
気が付かないうちに汚れや雨のシミがついていたりする場合もあります。
また、しまうときには気が付かないけれど、しまっている数年の間に
汚れが変化したり浮き出てくることもあります。
しみや丸洗い、見積もりも致しますので、どうぞお手入れにお持ちくださいませ。
ほんとは、今日のブログのテーマ「春には木綿が着たくなる」
のはずだったのですが
つい、お手入れの話が長くなってしまいました・・・
ので、また今度
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