毎日、気にかかるコロナの感染者数。
秋には何とかなってほしい・・・と思うばかりです。
コロナ禍においても、節目のお祝い事は待ってくれません。
動きが取れない今、夏のうちに、いろいろご準備いただければと思います。
先日、高校生の頃から知っているお嬢さん(Aさんとさせて頂きます)が
結婚してママになってそのお子さんがはや7歳になられるそうで
店を覗いてくださいました。
「わきさ~ん、相談があるのですが・・・。七五三で何が必要か教えてください」
と、以前にお手入れさせていただいているお着物一式を持ってこられました。
まず荷物の点検、小物類で不足しているもの、必要なもの
ヘアスタイルと髪飾りのこと
肩揚げや腰揚げのことなどを、お話しして着られるようにアドバイスしました。
こちらがそのお着物、Aさんが7歳の時に着られたお着物です。
今回、肩揚げをした状態、この後シワが気になったので
アイロンをかけておきました。
この着物をみて、その時にアドバイスしたこと、思い出しました
実はAさんのお母様、ずいぶん前にお若いのに亡くなられて・・・
その時に、この着物はどうしておいたらいいかと、Aさんから相談され
ご自分のお子さんに着せるときが来た時のことを考えて
最もいい方法と料金的になるべく負担のかからないよう考えてアドバイスしたつもりでした。
肩揚げは、したままでも丸洗いはできますし、もう一度揚げをしなければいけなくなりますが
お子さんが7歳になったときに揚げ直しをした方が、ふっくらとするので
揚げを取って丸洗いをして保存する事と
シボのある縮緬の生地ですので、きれいにしたタイミングでガード加工もお勧めしました。
今回も、ご実家に帰ってこられたタイミングで「教えてください」と頼って来て下さったこと
嬉しく思いますし
いつも店の前であいさつしていた亡くなられたお母様の笑顔が浮かびます。
「わきさん、お願いね!ちゃんとしてやってね」って聞こえてきそうで
秋のお祝いがちゃんと終わるまで、責任もってお手伝いさせていただこうと思います。
Aさんと雑談していた時、高校生のAさんがお母様と浴衣を買いに来てくださって
帯を選んでいると、たまたま店にいたまだ小学校に入る前くらいだった我が家の娘が
恥ずかしそうに「コレ・・・」といってよさそうなものを持ってきて勧めたそうです。
そんなことがありましたか??と懐かしくもあり
そうして思い出の中のシーンとして記憶していただいていることも
長く店をしていればこそ・・と、とても嬉しく思いました。
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京呉服わきブログ「ごふくや日記」
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