ごふくや日記・・・
思ったことをとりとめなく綴っておりますが、
くだらないことを書きつつも本当は呉服屋として皆さんの
「ためになる」「役にたつ」内容や情報をお伝えしなければいけないのではないか・・・
と、日々反省し思ってはいるのです(笑)
そこで、たまにはマジメに
呉服屋の”女将らしい”ことを書いてみようかと思います。
いつも着付の仕事をしていて感じていることです。
着付に使う紐や帯板や帯枕などの小物類、いろんな種類があります。
いつも着慣れていらっしゃる方は別として、皆さん案外こだわりなく
(デパートや呉服屋で言われるままに?)購入し使っていらっしゃるように思います。
いろんな種類があることもご存知ないのではないでしょうか。
「弘法筆を選ばず・・・」
いいえ、そんなことはないのです。
(実際、弘法も筆は選んだと聞きましたが)
着付けに使う小物ひとつで、着付けが楽にできたり、きれいに着られたり・・おおいに関係してくると思います。
私が、自分で着物を着ていて、また、今までお客様の着付けをさせていただいた経験での感覚や感想、使いやすいものを紹介したいと思います
ですからまさに私の独断と偏見に満ちた小物選び!です。
使いやすい小物は使ってみて自分で見つけるのがベストですが
参考までに・・・耳をかたむけてみてください
それでは まず 第一弾「衿芯」
写真のように
プラスチック製のものから、布でできたもの、やわらかいのも、硬いもの、カーブしているもの、まっすぐのもの、薄いもの、厚みのあるもの・・・
いろいろあります
さて、私の好みも大いに入っているお勧め品ですが
写真の一番上の「プラスチック製の透明で薄いタイプ」です。
衿芯は、衿のきれいなカーブをつくるために入れるわけですが、硬すぎる衿芯は首の周りから浮いて身体に添いにくいように思います。
着付教室の生徒さんが襟元がなかなか決まらないとき、衿芯が硬すぎる場合が結構あります、衿芯が強すぎるのです。
軟らかくてもプラスチックなので衿のラインは充分にでますし、硬すぎる芯は不自然で無駄な気がします。
また、布でできているタイプは厚みがあり、すべりが悪いので衿に通しにくいことがあります。
・・・ということで表に響かず、通しやすい、身体に添いやすい・・・という点でプラスチックの薄いタイプがお勧めです。
ほかに通すタイプでなく、「三河芯」という綿の布があります。
帯の芯にも使うもので、こちらも硬さもいろいろで、襦袢の衿に直接縫いつけることが多いです。
プラスチックの芯よりもやさしい印象の襟元になります。
襦袢に最初から縫い付けてあることが多いのですが、自分で縫うのは硬くて慣れないとちょっとたいへんと感じるかもしれません。
プラスチックの芯だと、あまりにカーブがきれい過ぎて違和感を感じることもあります
礼装の時は、しっかりとカーブして衿をぬいた方がきれいだと思いますが、紬や木綿などをざっくり着たいとき、
またご年配の方はくっきりとした人工的?なカーブより、身体にそったやさしい襟元のほうがお似合いかもしれません。
私も今は、どちらかといえばピタッとシャープな印象の襟元が好きですが、年をとったら三河芯のやさしい衿にしたくなるのではないかと思っています。
それから、
衿芯は襦袢を脱いでしまうときには、必ずぬいてください。
よく入れっぱなしで着付にお持ちになりますが、折れてしまうと衿のカーブがきれいに出ないばかりか逆効果になります。
また、衿芯はしまうとき、折らないのが鉄則。
丸めておくか、まっすぐにたんすの引出しに入れておいてください。
ちなみに私は・・!ディズニーのキャンディーの入っていた缶に丸めていれています。
こうして一本100円の衿芯、10年以上使っています。安いものです・・・(笑)
では、また時間のあるとき、気が向いたら
つぎは・・・腰紐について・・・かな
思ったことをとりとめなく綴っておりますが、
くだらないことを書きつつも本当は呉服屋として皆さんの
「ためになる」「役にたつ」内容や情報をお伝えしなければいけないのではないか・・・
と、日々反省し思ってはいるのです(笑)
そこで、たまにはマジメに
呉服屋の”女将らしい”ことを書いてみようかと思います。
いつも着付の仕事をしていて感じていることです。
着付に使う紐や帯板や帯枕などの小物類、いろんな種類があります。
いつも着慣れていらっしゃる方は別として、皆さん案外こだわりなく
(デパートや呉服屋で言われるままに?)購入し使っていらっしゃるように思います。
いろんな種類があることもご存知ないのではないでしょうか。
「弘法筆を選ばず・・・」
いいえ、そんなことはないのです。
(実際、弘法も筆は選んだと聞きましたが)
着付けに使う小物ひとつで、着付けが楽にできたり、きれいに着られたり・・おおいに関係してくると思います。
私が、自分で着物を着ていて、また、今までお客様の着付けをさせていただいた経験での感覚や感想、使いやすいものを紹介したいと思います
ですからまさに私の独断と偏見に満ちた小物選び!です。
使いやすい小物は使ってみて自分で見つけるのがベストですが
参考までに・・・耳をかたむけてみてください
それでは まず 第一弾「衿芯」
写真のように
プラスチック製のものから、布でできたもの、やわらかいのも、硬いもの、カーブしているもの、まっすぐのもの、薄いもの、厚みのあるもの・・・
いろいろあります
さて、私の好みも大いに入っているお勧め品ですが
写真の一番上の「プラスチック製の透明で薄いタイプ」です。
衿芯は、衿のきれいなカーブをつくるために入れるわけですが、硬すぎる衿芯は首の周りから浮いて身体に添いにくいように思います。
着付教室の生徒さんが襟元がなかなか決まらないとき、衿芯が硬すぎる場合が結構あります、衿芯が強すぎるのです。
軟らかくてもプラスチックなので衿のラインは充分にでますし、硬すぎる芯は不自然で無駄な気がします。
また、布でできているタイプは厚みがあり、すべりが悪いので衿に通しにくいことがあります。
・・・ということで表に響かず、通しやすい、身体に添いやすい・・・という点でプラスチックの薄いタイプがお勧めです。
ほかに通すタイプでなく、「三河芯」という綿の布があります。
帯の芯にも使うもので、こちらも硬さもいろいろで、襦袢の衿に直接縫いつけることが多いです。
プラスチックの芯よりもやさしい印象の襟元になります。
襦袢に最初から縫い付けてあることが多いのですが、自分で縫うのは硬くて慣れないとちょっとたいへんと感じるかもしれません。
プラスチックの芯だと、あまりにカーブがきれい過ぎて違和感を感じることもあります
礼装の時は、しっかりとカーブして衿をぬいた方がきれいだと思いますが、紬や木綿などをざっくり着たいとき、
またご年配の方はくっきりとした人工的?なカーブより、身体にそったやさしい襟元のほうがお似合いかもしれません。
私も今は、どちらかといえばピタッとシャープな印象の襟元が好きですが、年をとったら三河芯のやさしい衿にしたくなるのではないかと思っています。
それから、
衿芯は襦袢を脱いでしまうときには、必ずぬいてください。
よく入れっぱなしで着付にお持ちになりますが、折れてしまうと衿のカーブがきれいに出ないばかりか逆効果になります。
また、衿芯はしまうとき、折らないのが鉄則。
丸めておくか、まっすぐにたんすの引出しに入れておいてください。
ちなみに私は・・!ディズニーのキャンディーの入っていた缶に丸めていれています。
こうして一本100円の衿芯、10年以上使っています。安いものです・・・(笑)
では、また時間のあるとき、気が向いたら
つぎは・・・腰紐について・・・かな
着付けをして、ほどほどきれいに着られるようになると、最後まで残るところだと思います。
おはしょりのブクブク感、今度ちょっと見せてもらえますか?
どこに問題があるのか(笑)考えてみます。
着付けだけでなく寸法なども関係してくるかもしれないですし・・・
腰布団・・・お客様が着付けに時々お持ちになるので、必要な場合、自己流で使わせていただいてますが
開発された方の意図する本来の正しい”使い方”を習ってないので・・・
帯のたれのおさまりがいいように、また帯が安定するように使うものだと思いますが、私自身は使ったことがありません(^^;)
いつもの補正で間に合う気がして・・・
襟を思い切って抜くと、おはしょりの腰の辺りがぶくぶくに(T_T)
おはしょりをうまく処理できる程度にしか襟を抜かないと今度は首が見えない。あ、これは私の体型に問題があるんでした(^^;
ところで、銀座の小物やさんで見つけた”腰布団”なるもの、どうやって使うものですか?