小田原市内の駅に隣接する無料駐輪場は年々減少傾向にあって、このブログを始めてから小田急足柄駅と富水駅近くにあった無料駐輪場が廃止された。国府津駅西側には市内で最大規模の駐輪場があるが2021年2月10日午前6時半に閉鎖されてしまった。国府津駅西側に所在する駐輪場は直近では約1600台のバイクと自転車が利用していた無料の駐輪場。国府津駅周辺整備事業のため2021年2月10日をもって閉鎖された。もともとどのような経緯で無料駐輪場が設置されたかは不明だが、空中写真のアーカイブを確認すると1960年代までは国府津駅の留置線だったようで、その後建物が何棟か建設されたが1990年前後に更地になっている。また1999年発行の住宅地図に駐輪場との記載があるので1990年台から利用されていたと思われる。国府津駅周辺整備事業によりNewDays横の部分は道路と歩道が拡張され、駐輪場入口部分のあたりにはロータリーが設置される。NewDays裏手の部分は一般車両10台分ほどの駐車場と集会施設が整備される予定。閉鎖された駐輪場の東側部分は駅に近いので自転車が密集して駐輪していた。駐輪場横の市道4294も国府津駅周辺整備事業により歩車道が拡張されて拡幅は6m程度になる。今はどことなく昭和の雰囲気を残す市道沿いの風景は整備事業によって、かなり印象が変わってしまうかもしれない。国府津駅の無料駐輪場は敷地が広く、収容台数に余裕があったので西側の区画は使用されず雑草が生い茂っていた。整備事業では西側には出入り口や機械式のゲートが設置される。国府津駅西側の無料駐輪場は20年以上に渡り、国府津駅を利用する周辺住民の駐輪場として使われてきたが本日をもって閉鎖。整備事業により収容台数約1160台の鉄骨造1層2段の有料駐輪場が建設される。
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