小田原漁港新港の西側では平成14年度から小田原特定漁港漁場整備事業びよる各施設や堤防などの建設工事が行われている。来年度末にはほとんどの施設や道路などの整備が終わる予定なので工事の進捗を撮影に出かけた。 小田原漁港新港西側エリアの整備は神奈川県が事業主体となって整備が進められている。整備内容は大まかに新港西側に築養水面や漁獲物荷さばき施設、水産物加工処理施設、小田原漁港交流促進施設などが整備されるほか、国道135号からの進入路や県営駐車場も設けられる。 小田原漁港新港西側エリアの整備工事でいち早く完成したのが漁獲物荷さばき施設。完成予想図によると漁船が岸壁に横付けされて漁獲物の荷揚げが行われるための施設になる。 漁獲物荷さばき施設の反対側の岸壁前の海面は蓄養水面として利用される。現在は何もないが生簀が設置され出荷調整のための機能を果たすことになる。 漁獲物荷さばき施設前からスロープをあがった山側の場所では水産物加工処理施設の建設工事が行われている。完成は来年3月末の予定。漁獲物荷さばき施設と水産物加工処理施設は完成後に順次稼働とのこと。 建設中の水産物加工処理施設の西側の区画は現在更地だが、今回の整備事業のメインともいうべき小田原漁港交流促進施設が建設される。小田原漁港交流促進施設は3階建ての施設で鮮魚や水産加工品などの販売や飲食の提供が予定されている。完成は平成30年度末で年間入込客数見込み50万人、年間売上高予測は7億5千万円。小田原漁港交流促進施設の事業主体は小田原市だが管理運営は特定管理者制度が導入される予定。 国道135号から新港西側への導入路は平成31年4月に供用開始予定。すでにスロープ状に整地が済んでいて国道側の堤防の改修などが行われている。小田原の新たな観光スポットになりそうな小田原漁港新港西側エリアは再来年の小田原漁港交流促進施設の開業に向けて着々と整備が進んでいくので、風景の移り変わりや工事の進捗を撮影にちょくちょく立ち寄りたい。
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