7月25日に開催された富士登山競走は今年で5回目の挑戦で、山頂コースにエントリーした過去3回は完走どころか5合目の関門タイム2時間20分をなんとか時間内に通過することが精一杯だった。ところが今年は完走を狙える2時間10分以内で通過。6合目からは本格的な富士登山区間に突入する。 5合目の樹林帯を抜けて6合目へ。周りを見ると昨年完走したナンバーの人が多い。この集団に離されることなくついていければボーダライン付近での完走が狙えるポジション。ここからかなり傾斜が厳しくなってくるが足をつって時間をロスすると8合目の関門を通過出来なくなってしまう。 7合目が目前に迫っても今までにないくらい筋力に余裕を感じる。ここまで焦らず一歩一歩前へと念じながら登ってきたが、一方でもっと行ける完走が狙えるといった欲が生じ始める。途端に集中力を欠いたのか左足をつらせてしまい3分近くロス。メンタル面でまだまだ弱い。午前10時25分、標高3100mの8合目トモエ館を通過。8合目関門は3360m地点であと1回足がつって時間をロスすると8合目関門通過が危うくなる。トモエ館を通過してほどなくトラブル発生。岩場にランニングシューズをひっかけて右足のシューズの指先が破けた。登りなので指先が破けても支障はないが、右足が気になって仕方ない。集中力が途切れ途切れになって関門を目前に2度足をつらせてしまう。午前11時5分、標高3360mの8合目に到着。関門通過時間を5分ほどオーバーで競技打ち切り。関門打ち切りは無念だが、それでも自己新記録で途中までは完走ペースの集団についていけたのでかなり収穫があった。同じくらいに8合目を通過した選手の半分は競技とは別に山頂を目指し登山道を登っていく。筋力的には山頂まで向かえそうで、来年のことを考えると登ったほうが良いのだがシューズが破けたので断念。競技を終えて8合目で一休み。今回はあまり景色を見る余裕が無かったが、すっかりと雲上に出て天気も良い。コーラを飲んで下山開始。午前11時半、8合目から5合目へ向けて下山開始。下りは足先に力がかかるのでシューズの破けた部分から砂が入り走りづらい。午前12時半に五合目に到着。広場はツアー客で賑わっていた。5合目からバスで富士吉田市の富士北麓公園へ向かい、荷物を受け取って小田原へと戻る。今年も8合目関門打ち切りとなったが、今までの自己記録で5合目が通過出来たので、昨年と比べかなり進歩できたのを実感。一方、シューズの先がもともと少しほつれ始めていたにもかかわらず換えなかった判断は詰めが甘かった。
【来年の自分用メモ】
・ポーチ荷物:ビニール・空ペットボトル・飴・塩(馬返し給水で早めに舐める)
・馬返しまでのロード部分は中の茶屋まで左側が走りやすかった
・6合目からはふくらはぎとふとももの筋肉の配分を考える
・前当日飯:おはぎ×2・酢豚定食・パン×4・パン×2
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