小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原城址公園では、修景を目的とした樹木の伐採や枝打ちが毎年行われている。ここ数年は冬季に10本前後が伐採されているが、立ち枯れた一本の松の伐採が8月に行われた。立ち枯れた松があったのは、小田原城址公園二の丸広場の小田原城NINJA館西側の松が数本群生している場所。今年の春くらいに立ち枯れているのに気付き動向が気になっていた。ここ数年は、年明けの1月に伐採作業が行われるのでその際に伐採されるのかと思っていたが、8月15日に通りかかった時には既に伐採が終わっていた。おそらく8月10日前後に伐採されたようだ。切り株の年輪をざっと数えてみたが、樹齢は100年を越えていそうだった。もともと松が群生している場所なので、1本伐採されてもそれほど景観に変化を感じない。修景のため樹木の伐採が続く中、老木化している木も突発的に伐採が行われるので、小田原城址公園内の樹木の減少傾向は加速していくのかもしれない。

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小田原競輪場から相洋高校へと続く市道0028で、10月14日早朝に道路脇で倒木あり約10時間にわたって通行止めとなった。倒木が起きた翌日の15日午後に、現地の様子を撮影に出かけた。倒木が発生したのは相洋高校の校門から約150mほど坂を下った地点。小田原高校側の斜面にあった大木が倒れ市道を塞いだ。倒木発生地点は、歩道脇のフェンスが損傷していたが道路上の倒木は除去されて通行止めは解除。倒木の発生した斜面は、県指定の天然記念物である小田原高等学校の樹叢周辺で大木が多い。倒木による人的被害は幸いなことに発生しなかったが、電柱2本が損傷。近くの電柱は上半分が折れてしまったようで、上部は金属柱で補強されていた。倒木が発生する前に大雨が降ったわけでもなく、予期せぬ形でのアクシデント。市道0028沿いは相洋高校の通学路にもなっているので、人的被害が出なかったのが不幸中の幸いだった。今回の倒木を受けて、今後周辺の樹木整理が計画されるのかもしれない。

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散歩の途中に御幸の浜や袖ヶ浜に立ち寄ることが多く、海岸に出ると昔と比べて浜が狭くなったと感じる。先日、袖ヶ浜を訪れると防潮扉の先が波打際で海岸の侵食が進んでいた。Googleマップで確認すると、小田原市内の海岸で特に狭くなっている場所の一つが浜町の袖ヶ浜周辺。私が小学生だった昭和50年代は、まだ砂浜があって野球ができるくらいの広さはあったが、今は防潮扉から波打際まで10mほど。海岸の侵食状況は砂浜が消失して、高波で打ち寄せられた小石で波消ブロックが埋もれている。以前は自分の背より高い波消ブロックの隙間に入れたが、もはや隙間は見当たらず。袖ヶ浜でも特に海岸の侵食が進んでいるのが、袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口付近。写真を撮影した日は特別に波の高い日ではなかったが、濡れずに海岸伝いで御幸の浜に向かうのが困難な状況だった。袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口から海岸へ。防潮扉のすぐ先が波打際で、波が穏やかでも割と怖く感じる。防潮扉の前で改めて海岸を撮影。足元近くが波打際でなんとも落ち着かない。神奈川県内の海岸は各所で侵食が進んでおり、2021年度に相模湾沿岸海岸侵食対策計画が策定され今後、侵食の進んでいる海岸では養浜工事が実施される見込み。しかし、浜町から南町までの海岸は侵食対策計画には入っていないため更なる侵食が懸念される。

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小田原漁港内で見かける鳥はカモメやアオサギが多いが、7月に入った頃から度々一羽の合鴨の姿を目にするようになった。すぐに居なくなってしまうのかと思っていたが、漁港内に住み着いたようで一ヶ月以上が経過した。小田原漁港内で初めて合鴨を見かけたのは7月上旬頃。夕暮れどきの散歩の途中に小田原漁港に立ち寄ると船間をのんびりと泳いでいた。最近は合鴨の様子をチェックするのが楽しみになってきている。夕方に訪れると、漁船のバルバスバウの上に乗っかって羽を休めていることが多い。バルバスバウが付いている漁船は限られており、同じ漁船が定位置となっているようだ。鳥にはあまり詳しくないが、見たところ合鴨と思われる。飛ぶのが得意ではないようで岸壁にあがっているのは見たことがない。以前、近くの早川河口にアヒルと合鴨が住み着いていたがいつの間にか姿を見なくなった。小田原漁港に住み着いた合鴨は長生きしてほしいもの。

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2017年頃から神奈川県内でもナラ枯れと呼ばれるナラ類やカシ類が感染する樹木の伝染病が確認され、小田原市内ではここ数年でナラ枯れの被害が急速に広がり100本以上の樹木に被害が発生している。小田原市板橋の富士山周辺の丘陵地でもナラ枯れと思われる木が目立つようになってきた。小田原市板橋の富士山は板橋から風祭間の国道1号北側の丘陵地。富士山の東側は高級住宅地で西側は雑木林が広がっている。昨年の9月に石垣山農道沿いをランニング中に立ち枯れた木が目に付いたので撮影。約10ヶ月後の今年7月に同じ場所から富士山をほぼ同ポジションで撮影。昨年の9月よりも立ち枯れている木がかなり多くなっている。立ち枯れてしまった木の中で、線路に近い場所にあった数本は既に伐採されている。ナラ枯れはカシノナガキクイムシという昆虫が媒介するナラ菌により木が枯死してしまう。ナラ枯れの対策は感染した木の伐採が必要となるが、伐採は基本的に地権者の責任で行わなければならないので放置されている木が多い。ナラ枯れ被害の木は立ち枯れているほか、カシノナガキクイムシが木に穴を開けて入り込んで木屑を大量に排出するので、木の根元を見るとすぐに分かる。市内では入生田の丘陵地や沼代周辺の雑木林でナラ枯れと思われる立ち枯れた木を多く目にする。富士山周辺のナラ枯れは昨年から急速に拡大したように感じて、特に風祭方面から見ると早くも紅葉が始まったかのような眺め。今後、どのような対策が取られるのか動向が気になる。

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