散歩の途中に御幸の浜や袖ヶ浜に立ち寄ることが多く、海岸に出ると昔と比べて浜が狭くなったと感じる。先日、袖ヶ浜を訪れると防潮扉の先が波打際で海岸の侵食が進んでいた。Googleマップで確認すると、小田原市内の海岸で特に狭くなっている場所の一つが浜町の袖ヶ浜周辺。私が小学生だった昭和50年代は、まだ砂浜があって野球ができるくらいの広さはあったが、今は防潮扉から波打際まで10mほど。海岸の侵食状況は砂浜が消失して、高波で打ち寄せられた小石で波消ブロックが埋もれている。以前は自分の背より高い波消ブロックの隙間に入れたが、もはや隙間は見当たらず。袖ヶ浜でも特に海岸の侵食が進んでいるのが、袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口付近。写真を撮影した日は特別に波の高い日ではなかったが、濡れずに海岸伝いで御幸の浜に向かうのが困難な状況だった。袖ヶ浜からひとつ西側の出入り口から海岸へ。防潮扉のすぐ先が波打際で、波が穏やかでも割と怖く感じる。防潮扉の前で改めて海岸を撮影。足元近くが波打際でなんとも落ち着かない。神奈川県内の海岸は各所で侵食が進んでおり、2021年度に相模湾沿岸海岸侵食対策計画が策定され今後、侵食の進んでいる海岸では養浜工事が実施される見込み。しかし、浜町から南町までの海岸は侵食対策計画には入っていないため更なる侵食が懸念される。
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