夢解き ５

結局あの夢は、「足下をよく見なさい」「足場をきちんとしなさい」
という夢だったんですね。

ちんばの靴では、柔らかい砂の上を、ちょっと歩くくらいなら大丈夫ですが、
悪路を長時間歩くことは、できないだろうし、「走れ」と言われたら、まず無理。

「なんか、変」
と思ったら、周りの人は先に行ってもらって、とにかく部屋に戻り、きちんとした靴を
はき直して出直す勇気が必要なんですね。
ちょっと時間かかったとしてもね。

「地を成らせば図は成る」
という意味不明の言葉も、この言葉を聞きながら、一瞬、ちょっと変わった形の
モダンな建物の完成図が、見えたのです。

その建物が建つには、この土地は、ちょっと地固めが必要な状況です。

これが、今の私の状況なのでしょう。

これは、現実では、どういう場面で、どう必要なのか、具体的には示されません。
だから、応用範囲が広い、とも言えるのです。
ここに、夢が、ストレートな形ではなく、象徴という形で表れなければならない
わけがあるのだと思います。

でも、夢のメッセージを大事にしていると、
「あっ、このことだったのか！」
と気づく場面が、必ずあります。

夢は、夢見者を、必ず助けてくれますから。

私も、この夢を、来年出会ういろいろな場面で、注意深く思い出そうと思います。